内容説明
リンカーン大統領の密命を帯びて、悪漢ゾンビィ皇帝を追うは、頭が螺子になっている「驚異の螺子頭」。異形のヒーローが活躍する表題作から、アイズナー賞を受賞した「魔術師と蛇」など、著者独特の奇想が迸る珠玉の6編を収録した、マイク・ミニョーラの魅力溢れる短編集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sin
31
ミニョーラの黒とセピアを堪能!螺子頭はなんだぁオプションの躯体をもっとバリエーション見せて欲しかった!蛇は魔術師とどんな経緯で友になったんだろう?ミニョーラの娘さんは何か言ってないか?グングっていつの時代の英雄(笑)魔女いと哀れ!火星だ!それも火星人のいる(.Y.)礼拝堂の、操り人形なんだ(ああ関節が)2015/01/08
りー
25
着想も設定も面白いのにそれら全てを台無しにする圧倒的なストーリー性の無さ!何だよこの薄っぺらさは!冗談だろ?どの短編もアイデアは悪くないのにそれを一切活かせない残念さ、日本のコミックで言えば見えるひとやらクロスマネジ、スポソルあたりに近い。残念すぎる。2015/11/22
のがわ
8
合衆国大統領リンカーンの命を受け〈螺旋頭〉は執事ミスタア・グローインを伴いロケットでゾンビイ皇帝を追う。彼に盗まれたカラキスタン断章には古のパワーを秘めた宝玉の在処が記されているのだ……陰影とリアリティを失うギリギリまで単純化された線で表現された人物たち、闇と光が織りなす奇妙な物語は唐突に結末を迎えマザーグースやグリムに通じるナンセンスと不条理が余韻を残す。既存の物語から自由になったまさに驚異の物事を是非体験してほしい。表題作のほか古き良き時代のSFを思わせる「PRISONER OF MARS」も良い。2015/07/20
kasukade
4
1話目がやたとバカなマンガだったのが良かった。これぐらいの物語をもっと作って欲しいなミニョーラさん。他はまあ面白いって感じ。あとは絵を楽しむのみですv2015/02/10
アイネット
3
ときどきこういう本読みたい。コーヒーショップで読みたい。気取ってるなと言われるだろうけれど、たまにはいいじゃない。2017/12/23