内容説明
時は１８９８年。２１世紀を間近に控え、ビクトリア女王を戴く大英帝国は栄華の極みにあった。そんな中、キャンピオン・ボンドなる怪しげな人物が、さらに怪しげな面々を呼び集める。ウィルヘルミナ・マリー、アラン・クォーターメイン、ネモ船長、ヘンリー・ジキル博士、ホーレイ・グリフィン。倫敦某所に集められたこの面妖なる五人の素性とは？そして、英国は彼ら怪人連盟に何を求めているのか？今、大いなる空想冒険絵巻の幕が聞く！『吸血鬼ドラキュラ』から『ポリアンナ』まで、あらゆる古典を題材にアラン・ムーアがその奇想の翼を拡げた代表作、ここに推参！
著者等紹介
ムーア，アラン［ムーア，アラン］ ［Ｍｏｏｒｅ，Ａｌａｎ］
１９５３年、イギリス・ノーザンプトン出身。執筆する事自体がすなわちニュースとなる、稀代の名ライター。８０年代初頭にイギリスのコミック界で活躍した後、１９８４年『サーガ・オブ・スワンプシング』でアメリカにデビュー。一気に人気ライターの座に駆り上がった。『ウォッチメン』『バットマン：キリングジョーク』など、コミック史に残る名作を数多く産み出した、現代最高のコミックライターである
オニール，ケビン［オニール，ケビン］ ［Ｏ’Ｎｅｉｌｌ，Ｋｅｖｉｎ］
１９５３年、イギリス出身。コミック界で頭角を現したところをスカウトされ、１９８４年に『グリーンランタン』でアメリカデビューを飾った（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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wasabi
5
阿片中毒の元冒険家やレイプ魔の透明人間、一癖も二癖も三癖もあるイカれた紳士たちから一歩も退かず指揮するマリー女史が美しい。アラン・ムーアの想像力は時空を超え、フィクションの壁をも越えるのだ。2014/12/07
臓物ちゃん
3
前から気にはなってるんだけど漫画に3000円（＋税）出すってのもなぁ～と思っていたのを正月なので思い切って購入、これがまぁ面白い！まず絵がスゴい！表紙だけ見たら大したことないなって思うけど、全体のバランスよりもバーッと流れで絵に動きを与えるタイプの絵師さんらしく、こういうグラフィックは俺大好き。ネタも細かい。『ドラキュラ紀元』や『屍者の帝国』みたいな１９世紀英国のキャラが虚実入り乱れて大集合する話なんだけど、アラン・ムーアしか元ネタ知らんような奴ばっかり出てくるのがヤバい。おもちゃ箱のような一冊。2017/01/03
Ｄ４Ｃ
3
映画版とは全然異なる展開ですが、原作であるこちらの方が断然上の出来栄え。緻密なイラストは、要所要所で見事な出来栄えですが、特に中国関連のイラストは見事。強烈な女学校や、個性的すぎるキャラクターがごろごろ登場するので、正直映画を見るよりも何倍も面白かったです。2015/04/29
udonkusoyarou
3
長らく絶版だったリーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメンが待望の復刊!! 自分が知ってる怪人はネモ船長とジギル博士だけ…。それでもヴィクトリア朝期の有名小説やその時代に実際におきた事件。全てが混ぜこぜで何かしら自分の知識にかするとやっぱ嬉しい。巻末にある解説ページを読むだけで充分おもしろいかもです。早く2巻出して〜2014/12/07
gachin
2
1900年前後の小説の主人公たちがいろいろする話。注釈読むだけで楽しい。2019/12/30
