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内容説明
没落した貴族令嬢アリアナは、父の仇を追い、情報通のレディの屋敷にフランス人天才コックとして潜りこんだ。しかしある夜、彼女の特製デザートを食べた英国皇太子が毒に倒れてしまう。犯人として追われるアリアナは、謎めいた黒髪の伯爵にかくまわれることになるが―19世紀ロンドンを舞台に、華麗なる復讐と社交界の陰謀、贅沢なチョコレートの味わいが溶けあう、魅惑のロマンティック・ミステリー!レディ・アリアナとセイブルック伯爵が活躍するリージェンシー・ミステリー三部作の第一作。
著者等紹介
和爾桃子[ワニモモコ]
英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆kubo
12
時代設定が古いせいか、もってまわったような会話、古い言い回しや比喩表現が多くて厚みの割りに内容が薄く感じる。しかもロマンス系かと思ったら、陰謀ものでした。もっと甘い話が読みたかったので、期待はずれ。次は読まないかも。2014/12/19
熊猫
8
何このレイアウト! 非常に読み難かった。内容が頭に入らない程度に酷かった。 せめて各章の冒頭の覚書はフォントを変えるとか、レシピは頁を改めるとかしようよ。 話のネタ元は興味深かったし、貴族たちの持って回った言い回しも面白かっただけに、本として残念だったのが惜しい…。2015/01/11
ちー
6
ヴィレッジ文庫だから軽くてロマンス多めかと思いきや、ガッツリ骨太な設定で面白かった。シリーズが続くということで、楽しみ。2014/09/15
aiko
4
ナポレオンが迫り来る英国を舞台に、復讐に燃える没落令嬢アリアナと元軍人のセイブルック伯爵がチョコレートによる摂政皇太子暗殺未遂に端を発する難事件に挑むリージェンシーなコージーミステリ。 作中にチョコとレシピがたっぷりなのとは対極に、全く甘さの無い二人のシビアな関係が最高。こんなに面白いのに続巻出てないのはもったいない。チョコを使ったスイーツレシピは現代に引き戻されてしまうので、途中に挟まずまとめて後半にコーナー化しても良かったのでは。2021/10/26
しのぶ
3
シリーズ1作目ということで、仕方がないのかな~とは思いつつも、主役二人が牽制しあってばかりなのがもどかしい。いいから早く先に行って! な気分に。社交界の生き字引である大叔母様が「ダウントン」のヴァイオレット様のイメージで、自分どれだけヴァイオレット様好きなんだよ! と思いつつにまにましました。(こちらの時代設定はリージェンシーなのですけど) 出てくる料理はどれもおいしそうだけど、載ってるレシピは材料的に作る気になれるものがひとつもなかったのが残念。とにもかくにもチョコレート食べたい!2015/05/29