内容説明
70年前の青春の記録には後世に語り継ぐべき沈痛たる言葉が詰まっていた―航空隊に集いし若者たちが残した写真、日記、母への遺書、戦友への寄せ書き…
目次
第1章 筑波海軍航空隊の開隊―筑波に集いし若者たち
第2章 戦火のはじまり―大空に舞った若者たち
第3章 覚悟の出撃―希望を胸に飛び立った若すぎる特攻隊員たち
終章 いま改めて問う筑波海軍航空隊が現代に伝え遺すもの
著者等紹介
方喰正彰[カタバミマサアキ] 
企業・行政・個人を対象に事業や商品・サービス、個人のブランド構築、プロデュースを行う。コンテンツの創出を強みとし国内外に、マンガやイラスト&キャラクターを制作・提供するだけでなく、生み出したキャラクターの育成に注力している。東京・秋葉原を拠点とする有限会社Imagination Creativeの代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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  - 評価
戦争を忘れないの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
梅ちゃん
27
          
            2019.07.26 以前研修で南さつま市万世特攻平和祈念館に行った。特攻隊員の写真と遺書が展示されていた。本書も特攻隊員の遺書写真がたくさん掲載されている。遺書は一字ももらさぬように読んだ。写真の顔は皆おぼこい。こんな若者たちがこの国、家族を守るために飛び立った。散華という言葉が使われている。戦死を美化した表現だそうだ。この美しい言葉の陰で亡くなられた方に感謝と哀悼の意を表して、いつまでも手を合わせ続けたい。二度とこのようなことがありませんように。2019/07/26
          
        シュナ
9
          
            20歳そこそこの人達が、自分は大丈夫だと言い、家族の心配をする。遺書には前向きな言葉が綴られていて、不安など微塵も感じさせない。今、自分たちがいるのは、沢山の犠牲と勇気の元にあるんだと、再確認出来ました。何度でも読み返したいと思います。2014/08/12
          
        ぷれば
7
          
            『永遠の0』で注目を浴びた特攻隊。二十歳そこそこの若者たちの遺書や手紙、写真などで構成されている。国を、死を、常に意識して生きた時代。どのお顔も、穏やかで、凛とし、清々しく強い。当時の特攻の生き証人である柳井氏の「亡くなった人に対して慰霊として冥福を祈るだけではなく感謝して欲しいと思います」という言葉を心に刻みたい。2014/09/10
          
        ︎💓ひかる💓
4
          
            もうひとつの「永遠の0」 写真を見て現在と変わらない幼い笑顔がなんとも言えなく切ない。時代変われど一緒なんだなァと思った。2021/11/26
          
        氷菓子
1
          
            実際の特攻隊員の写真を見ると、まだあどけなさの残るような人も多く胸が傷む。この若さで自分の運命を受け入れ、残される家族を思いやる遺言をしたためた精神力の強さにただただ頭が下がる。遺書の言葉の美しさにも驚かされる。現代の同年代の若者がこんな言葉を綴れるだろうか?きっと本音では生きたかっただろう。家族にとって自慢の息子であり兄弟であり夫でありたかったために明るく旅立っていったのだろう。彼らから奪われた時間を想うと、私たちはもっと時間を大切に一生懸命生きなければならないのではないだろうか。2018/08/01
          
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