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内容説明
過酷な旅を終え、固く絆を結びあった将軍キアの故郷へと辿り着いたララ。見渡すかぎり広がっていたのは、燃えるように紅い異国の地だった。多くの命が失われた悲しみを乗り越え、彼の地で永遠の愛を誓った二人は、つぎつぎと襲いかかる試練に立ち向かう―そして引き起こされる最大の悲劇。気高き王女ララが選んだ二人の、ふたつの国の未来とは?心震えるファンタジック・ロマンス最終章!!
著者等紹介
ヴォーン,エリザベス[ヴォーン,エリザベス] [Vaughan,Elizabeth]
企業再生・金融分野を専門にした弁護士として活躍している
吉嶺英美[ヨシミネヒデミ]
サンノゼ州立大学卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダージリン
12
2巻目の重さをはじき飛ばすような、怒涛のストーリー展開でワクワクしました!キアとララのラブラブっぷりにとどまらず、脇役のひとりひとりまでいきいきした躍動感を感じさせてくれて、物語を読み切った満足感にひたれます♪2014/04/18
Yoko
10
異文化とその揺るがない価値観で生きる人々に驚嘆しつつも受け容れるヒロイン。失敗や喪失から学び成長した姿がそこにありました。ファイヤーランドの景色や文化を描写の通りに想像してみるんだけどちょっと追っつかない感じ。ただ喪われた多くの魂やそのスピリッツに読んでいて敬虔な気持になったのは確かです。良いシリーズでした。ひとつだけ欲張るとしたらベビーに会いたかったー。2015/01/31
星落秋風五丈原
6
狩猟民族の名残か自分のありのままの姿を見せることに解放的な部族の将軍と治療師の腕を持つしとやかな女性という相反するキャラの三部作。ラストに来ていつも仏頂面のまさかあの人の恋バナが読めるとは?とのびっくりカップルの誕生もあり。2014/10/22
romance_holic
5
今回も泣かされました。 次第にわかってきたファイヤーランド人の視点からララの行動や出来事を振り返ると、これは彼らには驚きだったろうなとか、色々楽しい♪ 一貫してキアはララにベタ惚れ状態ですが、今回キアがどうしてそんなにララが好きなのか、ただ恋に落ちただけでなく、ララが分け隔てなく治療する治療師だったことも重要だったのかと、新たにララの魅力を再認識。そして、それがしっぺ返しとなった2巻の試練を再考すると、キアの苦悩もより深くせまってくる気がしました。また変革を期するキアと保守勢力との戦いは、なんだか身近。2014/06/01
すっちゃん
5
いよいよ最終巻。異文化世界に足を踏み入れたララ。ヒロインと一緒にその世界を体感した感じ。犠牲も多かったが、愛を貫いた二人。先は分からないが、読了感の良い終わり。ああそうきたかと言う伏線回収が、少々不足かな。一気読みの三巻突破で面白かった。2020/04/30