内容説明
「シビル・ウォー」に勝利し、全ヒーローの頂点に立ったアイアンマン。素顔のトニー・スタークとしても、シールド司令官の座を手に入れ、己が信じた正義を貫くのに障害はなくなったはずだった。だがしかし、盟友の命と引き換えに手にしたその力は、知らず知らずのうちに彼を追い詰めていた。ついに過去の亡霊を目にするまでになった彼は、果たしてその職務を全うできるのか。そして、彼を悩ませる呪いの正体とは…。映画化に至るアイアンマンブームのきっかけとなった『アイアンマン:エクストリミス』、待望の続編がついに登場!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
神太郎
23
アイアンマン:エクストリミスの続編にして、シビル・ウォー後のアイアンマンの活躍を書いた作品だ。マンダリンの復活やエクストリミスアーマーだけでなく、過去のアーマーを用いての戦いで、こちらを飽きさせない。前半は犯罪ものとしてのシールド長官になったことでの気苦労とトニーの張り詰めた精神を見事に描き、後半のアニュアルはエンタメに振り切った感じ。並行してマイティ・アベンジャーズの方でも活躍してるんだから、ラストで言ってるようにエクストリミスも投与してるので地球全体が彼の管轄なのだ…2022/10/04
杉浦印字
1
いわゆるヒーローコミック離れして、本格派犯罪スリラーの文脈でアイアンマンを描いた力作。シリアスで重いラ・トーレの画の下、トニーの手持ちのカードで何とかする苦闘がリアルで逆転劇が痛快。巻末のアニュアルは一転肩の力が抜けた娯楽作で後味もいい。2019/02/16
アン・シャーリー
1
エクストリミスの続編。シビル・ウォーが一段落ついて、SHIELDの司令官をやってるころのアイアンマンの話。よくできた話で面白かった。一応、トニーはシビル・ウォーで『勝った側』であるんだけど、苦労ばっかりしていて精神も壊れる寸前だわで、いいことないな。その後トニーを追い落としてSHIELD長官になったノーマン・オズボーンも苦労ばっかりしていていいことなかったように思われる。悲哀である。2018/09/17
takahide shioda
1
エクストリミスの続編。 マンダリンがエクストリミスを巡り暗躍、アイアンマンは世間的にも精神的にも追い詰められ苦難の連続の中、それでもマンダリンを阻止せんと今回も戦います。 映画の印象とは180℃異なる重苦しい展開は、明るく派手な(結構、傲慢なw)アイアンマンを期待していた人にとっては期待はずれでしょう。 然し、こう言う四面楚歌状態の苦難をも乗り越えるからこそアイアンマンは魅力的であり格好良い(と言うか、こう言う面が無いと唯の傲慢野郎であるw)。 個人的にアイアンマンが活躍する邦訳本の中で1番好き。2013/12/16
RIQUA
0
シヴィル・ウォー以降、自分の中で下がっていたアイアンマンの株上昇。面白かった。2016/03/30