内容説明
悩み苦しむからこそ人間なんだ。もがけ、あがけ、そして、笑え。心配するな、大丈夫、なんとかなる。
目次
第1章 一休さんの禅的思考―困難にぶつかったとき 心配するな、大丈夫、なんとかなる
第2章 一休さんの禅的思考―先行きに不安を感じたとき 今この瞬間を生き切る
第3章 一休さんの禅的思考―自分に自信が持てないとき あるがままの自分を受け入れる
第4章 一休さんの禅的思考―生きづらさを感じたとき 悩み苦しむからこそ人間なんだ
第5章 一休さんの禅的思考―ルールを破ってしまったとき あえて魔界に分け入る生き方もある
第6章 一休さんの禅的思考―死が近づいてきたとき 死ぬときはポックリ逝こう
著者等紹介
枡野俊明[マスノシュンミョウ]
曹洞宗徳雄山建功寺住職、多摩美術大学環境デザイン学科教授、庭園デザイナー。大学卒業後、大本山總持寺で修行。禅の思想と日本の伝統文化に根ざした「禅の庭」の創作活動を行い、国内外から高い評価を得る。芸術選奨文部大臣新人賞を庭園デザイナーとして初受賞。カナダ総督褒章、ドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章を受章。また、2006年「ニューズウィーク」誌日本版にて「世界が尊敬する日本人100人」にも選出される。庭園デザイナーとしての主な作品に、カナダ大使館、セルリアンタワー東急ホテル庭園、ペルリン日本庭園など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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きみたけ
57
明日からも頑張ろうと思わせてくれる素晴らしい本でした😆著者は曹洞宗徳雄山建功寺住職で多摩美術大学環境デザイン学科教授の枡野俊明氏。一休さんこと禅僧「一休宗純」の生き方と言葉から、我々現代人の抱える悩みを軽くし、その悩みを笑い飛ばせる力となるよう解説した一冊。大人の一休さんは破戒僧だったんですね、驚きです。だからこそ、あるがままの自分を受け入れ、いまこの瞬間を生き切るとのこと。禅語「無一物中無尽蔵」では、何も持っていなくても無尽蔵の可能性が体の中には秘められている、生きる力が自然と湧いてくると説きます。2024/07/15
りこりり
5
よかったです!2024/01/06
ケルトリ
4
一休さんこと一休宗純の言葉や行動から悩みを笑い飛ばして生きるコツを見出す本。一休さんと言えばとんちが有名だが、現実の一休さんは『天皇のご落胤(隠し子)』『肉を食べ酒を飲み、遊女屋に行く女犯肉食の破戒僧』といったかなりアグレッシブな人物だった。2024/03/06