内容説明
尖閣諸島沖で哨戒中の海上保安庁巡視船が、日本の領海に侵入した中国海軍に撃沈されたことから、遂に海自艦船と中国海軍艦船との交戦が勃発。周辺海域と島々の実効支配を目指す中国は、日本との対立構図を鮮明にし、戦火は東シナ海全域へと拡大の気配を見せる。一方、新疆ウイグルなど少数民族の独立運動が激化し、国内情勢が不安定さを増す中、中国の経済特区では大規模テロ事件が発生する。日本政府は拘束された駐留邦人を救出するため自衛隊救出部隊の受け入れを中国政府に打診。アメリカ側の説得もあり事態の早期収束を図るべく、戦後初の国産空母を擁する救出部隊が東シナ海へと出撃する。だが、洋上の空母と突入部隊を待ち受けていたのは、恐るべき中国の陰謀であった…。
著者等紹介
齋藤穣[サイトウミノル]
1961年生まれ。大学卒業後、機械や電機といった大手メーカー畑を歩む。アジア、中東、欧米などを歴訪した経験から各国の政治や歴史に造詣が深く、外交や軍事を司る戦略や組織の描写を得意とする。現在は地政学や軍事史の研究に従事しながら執筆活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- きっと、うまくいくよ