内容説明
昭和18年2月、日本軍はガダルカナル島からの撤退を始めた。この撤退を機に、最前線からは富嶽よりも目の前の実践で役に立つ航空機を要求する声が大きくなっていく。富嶽が無用の長物でないことを証明する必要に迫られた一〇二二空は、富嶽試作機で真珠湾の爆撃を決行する。甚大な被害をもたらしたものの、米軍は中部太平洋から日本軍基地を攻め入るガルパニック作戦の実施を決断。そして、日本軍はシアトルにあるB29の開発拠点の情報を手に入れる。富嶽編隊はその開発拠点の破壊のため、シアトルへと飛び立つのだった…。中部太平洋に迫る米軍の脅威、「マンハッタン計画」は果たして実行されるのか?緊迫のクライマックス!!
著者等紹介
和泉祐司[イズミユウシ]
1944年生まれ。東京理科大学卒業。コンピュータ会社で基本ソフトウェア、教育システムの開発に携わる一方で長年、戦争に関する書籍を読み漁って「日本必勝への途」を探り、執筆活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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