出版社内容情報
森鴎外『舞姫』を彷彿させる、ドイツ留学したエリート医学生の西欧との出逢い、東欧との疎隔とその葛藤を描く自叙伝的作品『ドイツの歌姫』。古き良き民衆を大らかな共感と深い洞察で活写し、19世紀セルビアのリアリズム文学を確立したラザーレヴィチの中短編六篇を収録。本邦初訳。
内容説明
森〓外『舞姫』を彷彿させる、ドイツ留学したエリート医学生の西欧との出逢い、東欧との疎隔とその葛藤を描く自叙伝的作品『ドイツの歌姫』。古き良き民衆を大らかな共感と深い洞察で活写し、19世紀セルビアのリアリズム文学を確立したラザーレヴィチの中短編六篇を収録。本邦初訳。
著者等紹介
ラザーレヴィチ,ラーザ[ラザーレヴィチ,ラーザ] [Лазареви〓,Лаза К.]
1851‐91。セルビアの医師、作家。1851年セルビア北部のサヴァ川沿いの町シャバッツに生まれ、1891年ベオグラード没、享年三十九。新設間もないベオグラード大学法学部を卒業後、国費留学生としてベルリン大学医学部に留学し、帰国後は医師として働き新興国家セルビアの医学の発達に多大の貢献をした。医療に従事するかたわら中短編小説を書いた。古代的な家父長制大家族共同体の社会構造をもつセルビアの農村を舞台してそこに生きる人々の生活を温かい目で描写したリアリズム作家として注目された
栗原成郎[クリハラシゲオ]
1934年、東京生まれ。東京教育大学大学院文学研究科修士課程修了。東京大学名誉教授。博士(文学)。専攻はスラブ文献学・スラヴ言語文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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