後藤明生の夢―朝鮮引揚者(エグザイル)の“方法”

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後藤明生の夢―朝鮮引揚者(エグザイル)の“方法”

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  • サイズ A5判/ページ数 325p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784864882569
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

出版社内容情報

1945年、敗戦とともに崩壊した「大日本帝国」の植民地主義。38度線以北の故郷を喪失した少年は、「異邦人=在日日本人」として祖国へ帰還し、のちに「戦後文学の鬼才」として特異な作品を書き続けることになるー。
読み/書くことの「自由」を体現し、日本/文学と生涯にわたり格闘し続けた小説家・後藤明生。彼は、一体どのような問題に囚われていたのか? 現代の日本語小説に最大の理論的影響を与えた作家の「方法」の由来と全体像を、ポストコロニアルの文脈から読み解く、後藤明生に関する初の長篇評論。

内容説明

読み/書くことの「自由」を体現し、日本/文学と格闘し続けた小説家・後藤明生。その背景には、「帝国」と「朝鮮」に挾み撃たれた少年期の体験があった。作家の足跡と全体像をポストコロニアルの文脈から読み解く、初の長篇後藤明生論。

目次

序章 私という喜劇―後藤明生の「小説」
第1部 『挾み撃ち』の夢―“初期”(「異邦人」の帰還―初期短篇1;ガリバーの「格闘」―初期短篇2;「引揚者」の戦後―『挾み撃ち』の夢1 ほか)
第2部 失われた朝鮮の父―“中期”(故郷喪失者たちの再会―『思い川』その他と「厄介な問題」について;引揚者の傷痕―引揚げ三部作1『夢かたり』;それぞれの家/郷―引揚げ三部作2および『使者連作』 ほか)
第3部 混血=分裂の近代日本―“後期”(分裂する日本近代と「転向」―『壁の中』;メタテクストの方法―八〇年代1;戦・死・墓―後藤明生の“戦争文学”・八〇年代2 ほか)
終章 自由と呪縛―引揚者という方法

著者等紹介

東條慎生[トウジョウシンセイ]
1981年生まれ。ライター。和光大学表現学部卒。「幻視社」サイト内「後藤明生レビュー」を運営(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しいかあ

0
「挟み撃ち」と「吉野太夫」だけを読んでの挑戦。なので、植民地出身者としての後藤の寄る辺のなさを解説した前半部分はわかりやすかったが、後半の小説論に入っていくあたりは、全然作品を読めてないのでやや実感が薄かった。もう少し作品を読んで見ようかと思う。2022/12/12

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