出版社内容情報
スタール夫人[スタールフジン]
著・文・その他
石井啓子[イシイケイコ]
翻訳
内容説明
ナポレオンとの政治的対立から追放されながら、個人の自由と寛容を重んじ、政治的リベラリズムを貫き通したスタール夫人―奴隷制度廃止宣言の翌年に刊行された、三角貿易の拠点セネガル、アンティル諸島、ル・アーヴルを舞台にした3人のヒロインたちによる「愛と死」の理想を描く中編小説集。本邦初訳。
著者等紹介
スタール夫人[スタールフジン] [Madame de Sta¨el]
1766-1817。ジャック・ネッケルの娘として、1766年パリに生まれる。母シュザンヌの開くパリのサロンで著名な哲学者や文学者と交流、幼くして才気煥発ぶりを発揮。二十歳でパリ在住のスウェーデン大使と結婚、スタール夫人(Madame de Sta¨el)となる。政治的色彩の濃いサロンを主催し、フランス革命を発端に、ヨーロッパに新たな秩序が築かれようとする激動の時代に翻弄されながらも、旺盛な言論・著作活動をおこなった
石井啓子[イシイケイコ]
1955年、兵庫県生まれ。フランス文学者・翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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