出版社内容情報
単調で、複雑な意味の表現をしていないにもかかわらず、なぜ芸術的感銘を与えるのか――『言語にとって美とはなにか』以来の素朴な疑問を携え、短歌表現の魅力に迫る歌人論。
歌人論(生年・収録順)
長塚 節、斎藤茂吉、石川啄木、折口信夫、前川佐美雄、近藤芳美、江口きち、塚本邦雄、村上一郎、前登志夫、岡井 隆、寺山修司、佐佐木幸綱、辺見じゅん、岸上大作、福島泰樹、俵 万智【人名の内、啄、塚、邦は正しくは正字です】
内容説明
単調で、複雑な意味の表現をしていないにもかかわらず、なぜ芸術的感銘を与えるのか―『言語にとって美とはなにか』以来の素朴な疑問を携え、短歌表現の魅力に迫る歌人論。
目次
歌人論(長塚節;斎藤茂吉;石川啄木;折口信夫;前川佐美雄;近藤芳美;;藤芳美;江口きち;塚本邦雄;村上一郎;前登志夫;岡井隆;寺山修司;佐佐木幸綱と寺山修司;辺見じゅん;岸上大作;福島泰樹;俵万智)
結び 詩的な喩の問題
付録
著者等紹介
吉本隆明[ヨシモトタカアキ]
1924‐2012。詩人、評論家。東京工業大学在学中に動員先の富山で敗戦を迎える。同大卒業後、詩集『固有時との対話』『転位のための十篇』や「マチウ書試論」(1952‐4)ほかで注目され、『文学者の戦争責任』(武井昭夫との共著、1956)「転向論」(1958)等を経て、60年安保時には新左翼の理論的支柱と目された。文学や芸術、政治、経済、国家、宗教、大衆文化に至るまで、一貫して在野から不断の評論活動を展開し、「戦後思想界の巨人」と呼ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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