ルリユール叢書<br> イェレナ、いない女―他十三篇

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ルリユール叢書
イェレナ、いない女―他十三篇

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  • サイズ B6判/ページ数 448p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784864882095
  • NDC分類 989.28
  • Cコード C0397

内容説明

不正義、不条理に満ちた世界で人びとはいかに生きるか。歴史に翻弄される民族を見つめ、人類の希望を「橋」の詩学として語り続けたノーベル文学賞作家アンドリッチ―「橋」、短編小説8篇、散文詩『エクス・ポント(黒海より)』と「不安」、エッセイ3篇を収録した精選作品集。

著者等紹介

アンドリッチ,イボ[アンドリッチ,イボ] [Андрич,Иво]
1892‐1975。ユーゴスラビアの詩人、小説家、評論家。1892年ボスニアのトラブニック生まれ、1975年ベオグラード歿。第一次大戦終了からナチス・ドイツによるユーゴスラビア占領まで、外交官として活動しながら作家活動に従事。第二次大戦後、占領下のベオグラードで執筆した『ドリナの橋』など長編三部作を発表し、叙事的壮大さと抒情性をあわせもったユーゴスラビア最大の作家としての地位を確立。1962年、ノーベル文学賞受賞

田中一生[タナカカズオ]
1935年、北海道生まれ、2007年東京歿。早稲田大学露文科を卒業後、ベオグラード大学に留学、ビザンチン美術およびユーゴスラビア文学を研究(1962‐67)

山崎洋[ヤマサキヒロシ]
1941年、東京生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業後、1963年よりベオグラード大学留学、1970年、同法学部修士課程修了

山崎佳代子[ヤマサキカヨコ]
1956年、静岡生まれ。北海道大学露文科卒業後、1979年サラエボ大学文学部留学を経て、1981年よりベオグラード在住。ベオグラード大学文学部で博士号取得(『日本アヴァンギャルド詩セルビア文学と比較して』)。現在、ベオグラード大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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syaori

71
作者はユーゴスラビアのノーベル賞作家で、その短編、散文詩、エッセイが収録されています。カトリック、正教、イスラム、ユダヤと多様な宗教や人種を抱える、東欧と西欧、西洋と東洋の結節点で同胞が「打ち合い」「斬り合」ってきたバルカン半島の歴史や、美しい理想と現実の懸隔に倦んだような作品が並びます。「君たちは自分の生まれた土地」を「衝突する三つ四つの異なった仕方で愛している」と語る『1920年の手紙』、ペタル二世の生涯に自身の詩学も反映させたような『コソボ史観の悲劇の主人公ニェゴシュ』、『ジェパの橋』が大変好き。2024/07/19

燃えつきた棒

41
2月15日、ウクライナ国境に近いベラルーシ南部のプリピャチ川に、新しい橋が架けられた。 橋は川を隔てた村と村、町と町とを繋ぐものだが、世の中には侵略するための橋、分断するための橋もあるのだ。 プーチン氏の「橋」が、もう一つの「橋」、イボ・アンドリッチの「橋」を呼び起こさせた。/2022/02/23

かもめ通信

18
1962年にユーゴスラビア(当時)の作家として、ノーベル文学賞を受賞している20世紀の南スラブ文学を代表する作家イボ・アンドリッチ。冒頭の『橋』の他に、短編小説を8篇、散文詩は『エクス・ポント(黒海より)』と『不安』の2篇、エッセイが3篇と、充実した内容の作品集。ルリユール叢書ならではの、作家の人生と共に作家の生きた時代の文学史をたどることも出来る年譜に、それだけでも読み応え十分の訳者解題がつき。2021/10/11

きゅー

11
旧ユーゴスラヴィアの作家イヴォ・アンドリッチの短編、散文詩、エッセイを集めたもの。 本書は、1997年に刊行された『サラエボの鐘』を元にした改訂新版といった内容とのこと。 短編の「1920年の手紙」は、イヴォの諦念的な暗さが存分に発揮されている佳作。 「ボスニアは憎悪と恐怖の土地だということです」という言葉から始まる科白の淡々とした調子には鬼気迫るものを感じる。 散文詩「エクス・ポント」、「不安」も印象深い。 解説や年代記も充実している。 このルリユール叢書のラインナップは要チェックだな。2022/06/14

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