ルリユール叢書<br> 聖伝

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ルリユール叢書
聖伝

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  • サイズ B6判/ページ数 299p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784864882057
  • NDC分類 943
  • Cコード C0397

内容説明

絶対平和主義を貫き、正しい生き方を求め、最後には自死を選んだ伝記作家の名手ツヴァイク―聖書、聖典を材に、時代の「証人」として第一次大戦中から亡命時代に至る激動の時代に書き残した、人類永遠の主題「戦争と平和」をめぐる四つの物語。本邦初訳を含む新編新訳。

著者等紹介

ツヴァイク,シュテファン[ツヴァイク,シュテファン] [Zweig,Stefan]
1881年ウィーンのユダヤ系の裕福な家庭に生まれる。ウィーンとベルリンの大学で学んだあと、作家として立つ。大学卒業後、フランス、イタリア、オランダ、インド、アメリカを巡る。第一次世界大戦中はロマン・ロランとともに反戦活動を展開し、ヨーロッパの人々の連帯を説く。ヒトラー政権の樹立後、ロンドンに亡命し、さらにアメリカ、ブラジルへと転居。1942年2月22日、妻とともに自殺

宇和川雄[ウワガワユウ]
1985年愛媛県松山市出身。京都大学文学研究科博士後期課程を出た後、『ミクロロギーと普遍史―ベンヤミンの歴史哲学』で京都大学博士号(文学)を取得。現在、関西学院大学准教授。専門はヴァルター・ベンヤミンと近現代ドイツ語圏の文学・思想

籠碧[カゴミドリ]
1990年愛媛県松山市出身。京都大学文学研究科博士後期課程を出た後、『20世紀前半ドイツ語圏文学における「狂気」のイメージ―シュニッツラー、デーブリーン、ツヴァイク』で京都大学博士号(文学)を取得。現在、三重大学特任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あさうみ

27
とても良い…素晴らしい珠玉の短編集です。創世記をベースにし、おとぎ話のような楽しみのなかに「正しく生きるには」と問い続けて、読者の目を、心をひらかせる。戦争で苦難を強いられたユダヤの目線だからこそ。迫害の中で誰よりも平和を願い、生きるための希望を探し続けた…胸がいっぱいになります。解説まで逸品です。人生で出会えて幸せな一冊。2020/09/08

星落秋風五丈原

24
「永遠の兄の目Die Augen des ewigen Bruders」(籠碧 訳)はまるで中島敦の「名人伝」のような作品だ。「名人伝」は弓の名手が究極の名手を目指した所、何もかもそぎ落とした状態になる話だ。解説者が「ポジションの移動があるたびかっこいい異名を手に入れている」と称するヴィラ―タは、つまりは何をやっても優秀なのである。だから人の注目を集め、影響力も大きい。彼の行為の中には意図したわけでなくても悪い結果をもたらす事もある。そもそも社会で生きている限り誰にも影響を与えず生きていくことはできない。2022/02/17

青柳

7
伝記作家ツヴァイクによる「宗教伝説」を題材にした作品集です。訳者の方針として「聖伝」の中でも、「戦争と平和」をテーマとした作品集になっています。どれも秀作揃いですが、個人的には「埋められた燭台」のストーリーに感動致しました。ディアスポラ(文学)を平和小説へと昇華させる話の巧みさはツヴァイクならではですね。ただ、一点悲しいのが現在、ツヴァイクが「埋められた燭台」に託した思いと裏腹にイスラエルのガザ攻撃が激化していることです。ユダヤ人のツヴァイクがもし生きていたら今のイスラエルについて何を思うのでしょうか…。

刳森伸一

7
ツヴァイクの諸作から聖伝に関するものを集めた短篇集。伝記小説や心理小説に定評のあるツヴァイクのさらなる一面を見せてくれる好著。各聖伝からはツヴァイクの思想が比較的分かりやすく表出されていると思う。曰く、「戦うな」、「隠れて生きろ」である。戦うたびに弾圧されてきたユダヤ人としての出自を慮れば、その思想にも説得力があるが、一方で根本的な解決を生み出さないものとして映り、アンビバレントな気持ちになるのも事実である。2021/07/13

OHNO Hiroshi

5
肉体である身体や物は、借りものであり、いずれは返すもの。聖なるものは時代を超えて、人々に受け継がれる。都市伝説かもしれないが、伝説は確かにある。2021/07/25

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