雑魚のととまじり

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  • サイズ 46判/ページ数 221p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784864881999
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

師事した江戸川乱歩、協働した高橋鐵らの知られざる事実。あの私家版の新編集。関東大震災、金融恐慌、満州事変、日支事変、大東亜戦争、敗戦、そして高度経済成長、バブル崩壊を生き抜いた、近世風俗研究の巨頭による記録。

目次

雑魚のととまじり(本庁事件の起きるまで;本庁事件余話;雉子書房と猪場毅さん―『くろち』のこと;『稀書』の森山太郎さん;小倉ミチヨ女史のこと ほか)
人を食う蝿(徳安めざして;死びとの風;大池上等兵の死;人を食う蝿)
附録(われ修羅に燃えて呻吟す―宮沢賢治私考;椿説 注文の多い料理店)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

厩戸皇子そっくりおじさん・寺

69
薄い本なのに4000円以上する驚きの価格なのだが、読むとさもありなんの内容である。江戸文化の研究者としてまあまあ高名な花咲一男の自伝的作品(どれも豆本で出したもの)に、晩年の宮澤賢治研究の文章を収めた1冊。若き日は文学青年で、フランス文学については渡辺一夫に教えを乞うて尊敬している。探偵小説にもハマり江戸川乱歩の知遇を受け、性的文献関係で高橋鐵の知遇を受けている。割とスキャンダラスなエピソードがサラッと書いてあり、近衛文麿が●●に●●●●●してもらった話などが出てきて驚く。宮澤賢治の話も面白い。珍本良書。2020/10/22

あたびー

30
江戸の性風俗研究家である著者の「雲雀が丘文庫」から、自伝的エッセイに従軍記と宮沢賢治の一時期及び「注文の多い料理店」についての考察、子息一夫氏の父との釣りの思い出を併せた書。乱歩との関わりについて読みたかった相方が購入。内容的には著者が本格的に江戸風俗学の研究者として立つ前の様々な人との逸話が書いてあり、性愛研究者である高橋鐵氏や、ハーンの怪談の挿絵を描かれた藤田(嗣治ではない)画伯など、様々な人物像が入り乱れる。昔の人でもあり、戦記には女性が不快になる表現も多々あるが、以前はこんなものだったな。2021/08/23

qoop

7
自身に影響を与えた乱歩や高橋鐵などの思い出を紡ぎながら語られる著者の来し方・乾いた筆致で書き出される従軍時の凄惨な体験・最晩年に書かれた宮沢賢治論…の三部構成。主眼目はやはり第一部だろう。詳細に触れずあえてぼかしたような素っ気なさが惜しいが、元々が私家版だったことを思えば仕方ないのだろう。生前に一般書として刊行する動きはなかったのだろうか。著者自身が好みそうではないけれど、やはり惜しい。2021/02/19

Susumu Kobayashi

6
大正生まれの著者は探偵小説マニアとなり、徐々に自分の興味対象を広げ、春画や軟派文献の蒐集、出版にも手を出すに至る。江戸川乱歩を初め、高橋鐵などとの交遊も描かれる。「高橋邸では来客に酒を出すことがよくあった。僕はつとめてこれを避けたし、早く切り上げていた。酒を飲むことが時間の浪費に思えてならなかったのであるが、生理的にもアルコールは体質に合わないからで、僕が酒類を飲むのは寝酒としてだけである」(p. 81)。同感。2020/08/14

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