内容説明
中原中也の愛した呪われた詩人コルビエールと海の男の子守唄…。中也はコルビエールに何を見たのか。解答は、その詩のなかに。あの名高き『黄色い恋』の、全訳完全版!
目次
マルセルに―詩人と蝉
さは
黄色い恋
セレナード・オブ・セレナード
いちかばちかの
アルモールの海岸
海の男たち
のちのためのロンデル
マルセルに―詩人と蝉
著者等紹介
コルビエール,トリスタン[コルビエール,トリスタン] [Corbi`ere,Tristan]
1845‐75。フランスの詩人。ブルターニュ地方のプルジャン(現在のモルレー近郊)に生まれる。イタリアを旅行、遊興する。1873年に唯一の詩集『アムール・ジョーヌ』を自費出版。リウマチの症状に苦しめられながら、二十九歳の若さで肺炎により死去。歿後、ポール・ヴェルレーヌが評論『呪われた詩人たち』において紹介し、世に知られるようになった
小澤真[オザワマコト]
1977年千葉県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻博士課程単位取得後満期退学。現在、早稲田大学ほか非常勤講師。専門はフランス文学および社会福祉学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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