内容説明
『時の娘』『薔薇の名前』『わたしの名は赤』などの名作をとおして、小説・宗教・美術が交差する“近代の謎”を読み解く。注目の作家による歴史ミステリの教室。
目次
第1講 『時の娘』は絵からはじまる
第2講 『緋色の研究』となりは何をする人ぞ
第3講 イギリス人には書けない「アッシャー家の崩壊」
第4講 『荒野のホームズ』あこがれのピラミッド
第5講 『薔薇の名前』の登場人物たちの名前
第6講 『薔薇の名前』宗教裁判に勝つ方法
第7講 『わたしの名は赤』偶像崇拝厳禁の国の偶像
第8講 『わたしの名は赤』歴史ミステリの成分分離
第9講 『緋色の研究』ホームズとワトスン君が交わす視線
第10講 『時の娘』は絵で終わる
著者等紹介
門井慶喜[カドイヨシノブ]
1971年、群馬県生まれ。同志社大学文学部卒業、専攻は文化史学。2003年、「キッドナッパーズ」でオール讀物推理小説新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 2件/全2件