路上の義経

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路上の義経

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  • サイズ B6判/ページ数 248p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784864880138
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

内容説明

被差別芸能者の禁足地(アジール)に重なる流離の足跡を追って、日本演劇史の劇的な光景、鎌倉・南北朝・室町という激動の時代を生きた民衆の共同幻想、そして、死後に誕生したとも言える「実像」を浮き彫りにする。図版31点書き下ろし。

目次

和泉式部、熊野に現る
牛若誕生
『義経記』の作者は誰か
武蔵坊弁慶
戦場の義経
壇ノ浦
『義経千本桜』
『安宅』そして『勧進帳』
近松門左衛門と『平家女護嶋』
竹本座と「判官びいき」
義経最期
『曾我物語』
『助六由縁江戸桜』
幽霊にんった義経

著者等紹介

篠田正浩[シノダマサヒロ]
昭和6年(1931)、岐阜県生まれ。24年、早稲田大学第一文学部入学、中世・近世演劇を専攻。28年、早大卒業、松竹撮影所入社。35年、『恋の片道切符』で映画監督となり、大島渚、吉田喜重らとともに「松竹ヌーベルバーグ」と称される。41年、松竹退社、翌年、独立プロ表現社を妻岩下志麻と設立。平成13年(2001)、早稲田大学特命教授。15年、『スパイ・ゾルゲ』で監督を引退。22年、日本の芸能史を再構築した著書『河原者ノススメ 私穢と修羅の記憶』(幻戯書房)で第三十八回泉鏡花文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かやは

6
「判官びいき」の元となった源義経は、大衆文化を栄えさせた。権力者に対して、敗者である民衆、そして被差別民であった芸能者。彼らは源氏の棟梁の弟でありながら、遠ざけられ、諸国を彷徨うこととなった義経に心をよせた。それは芸能者たちが定住する場所を持たなかったこととつながる。義経という存在が人々の同情を誘い、それが物語を生んだ。その物語がまた別の物語を生む。能も歌舞伎も、義経という存在を通して発展したという事実。日本人の文化の源に、義経は存在していた。2013/02/27

カゲツナ

2
源義経のことが知りたくて読んでみました。浄瑠璃や歌舞伎などの話もあり興味深いものでした。歌舞伎が観たくなりましたよ。義経千本桜が気になりましたね。『義経記』の本も気になります。2017/11/15

のぶ

1
(たまたま連続で古典芸能関連です)元映画監督の篠田さん、今は芸能史研究家として自らの(映画も芸能の1つの流れであるとしたら)ルーツを訪ねてらっしゃるようです。有名人のサブワークかと思って手にとってみた本書でしたがアニハカランヤ、義経を軸にして日本の古典芸能の成立の経緯を謎解きしていく上質のミステリーにもなっていて、どんどん惹きつけられて行きました。読み応えのある本です。日本人独特の「判官贔屓」文化が形成されてきた過程を認識させられるとともに、義経(と曽我兄弟)だけでこれだけの話題があるのにも驚かされます。2013/12/24

Noburin

0
May18/20132013/05/19

渓流

0
映画のカットのように話が進み、筋を追うのに大変だったけど、民衆芸の流れに身を漂わせて読み進めることができた。2019/12/28

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