内容説明
うしなわれたふるさとの自然―人と生き物がなかよくくらせる場所を―そんな思いで庭づくりにはげむゲンさん。彼が気づかされた“自然との共存のカタチ”とは…。小さな庭での奇跡!
著者等紹介
小原麻由美[コハラマユミ]
愛知県生まれ。保育士を経て児童文学の世界へ。『ごめんね!ダンスおばあちゃん』(国土社)でデビュー。『ロンとククノチの木』(PHP研究所)で第56回西日本読書感想画コンクール課題図書などに選定。『じいちゃんの森~森おやじは生きている』(PHP研究所)で第43回京都新聞お話を絵にするコンクール課題図書、第33回とっとり読書絵手紙感想文コンクール課題図書などに選定
小島加奈子[コジマカナコ]
画家。愛知県大府市に生まれる。愛知県立芸術大学美術学部卒業・同大学院修了(買上賞)後、東南アジアやアイルランド、中米、南西諸島等を放浪しスケッチ旅をする。2000年より北海道支笏湖にて森と根株のフィールドワークを始め、画家として百貨店、ギャラリー、美術館で作品を発表し続ける。2003年北海道由仁町に移住し、北の自然に寄り添いながら制作をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
57
再読。絵も細かく書かれ優しい雰囲気なのと、自然との触れ合いについて描かれており、読み終わると心がポッと温かくなります。でも読んでいる方が少ないのが残念。もっと手に取って欲しい1冊。2021/04/11
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
45
装丁の絵に惹かれて。ゲンさんは庭職人の仕事のため、ふるさとを離れる。ふるさとには沢山の自然があった。子供たちにも自然や鳥に触れて欲しいと庭造りに励む。しかし肝心の鳥たちは中々やってきません。でもある時、ゲンさんはあることに気が付く。自然との共存って本当に難しい。私も鳥小屋を作り置いているが、いない時に餌を食べに来ていて、食べている寛いでいる姿を見た事がありません。ゲンさんの故郷の花が「てぃだの花」と書いてあり嬉しくなりました。絵がとっても素敵です。2019/03/01