内容説明
ものがたりをつくるということはせかいでいちばんすごいこと。アーロンはそんなふうにおもっていました。ものがたりをつくるためにはまずものがたりをよまなくちゃ…
著者等紹介
ベイティー,アンドレア[ベイティー,アンドレア] [Beaty,Andrea]
アメリカ・イリノイ州生まれ。子どものころは畑や森で冒険するのが大好きだった。大学で生物学とコンピュータサイエンスを学び、コンピューターのソフトウエア会社に勤務。その後、子どもの本の作家となる。デイヴィッド・ロバーツとコンビを組んだ本シリーズは全世界で300万部以上を売り上げ、女性宇宙飛行士が宇宙から読み聞かせをして話題になり、ネットフリックスでアニメ版「せかいはふしぎでできている!」が配信されるなど、世界的な人気を博している
ロバーツ,デイヴィッド[ロバーツ,デイヴィッド] [Roberts,David]
イギリス・リヴァプール生まれ。大学卒業後、ファッション・イラストレーターとして働く。1998年から児童書を手がけはじめ、次々に作品を発表、高く評価されている
かとうりつこ[カトウリツコ]
東京の下町に生まれる。翻訳家。出版社で編集者として数多くの翻訳書を手がけてきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
157
アーロンの成長とともに、庭に咲くバラとジャスミンも一緒に大きくなっていく。花がひらけば絵を描いて、種を蒔けば美しさが増していく。それだけでも充分に愉しいけれど、本を読んでもらって物語を想像していることがとても幸せ。早く自分で読めるようになりたいな。でも、学校に行ってみると何かが違うんだ。文字が読めなくて。そこで抱いた気持ちを心の奥に閉まってしまう。授業でそれぞれが考えた物語を発表するとき、みんなの瞳が痛く感じた。景色は浮かんでいる。必死に考えたんだ。勇気を出して話してみると、ぼくのこころが歌いだしたんだ。2025/01/13
たまきら
37
モデルがあることを意識せずに読みました。優しいクラスメート、先生。ママたち…。生き生きとした想像の世界が素敵です。私個人は科学分野シリーズの方が文章は好きですが、今までで一番イラストにウキウキしました。2023/09/13
Roko
32
アーロンは、おかあさんや兄弟たちから本を読んでもらうのが大好きでした。そして絵を描くことも大好きでした。大きくなったら物語を作る人になりたいと思っていました。 いよいよ小学校入学です。ここでワクワクするようなことが起きるぞって楽しみにしていました。でも、アーロンは悲しくなりました。字がうまく読めないんです。2年生になっても、ほかの子たちのように字を読むことができないんです。どうしていいのかわからないアーロン。#ぼくのこころがうたいだす #NetGalleyJP2024/09/20
ヒラP@ehon.gohon
23
アーティストとして成功した、アーロン・ダグラスをモデルにしたお話です。 識字障害の彼にとって、物語を読むのはとても苦手だったのですが、自分で5描くことは大好きだったのです。 その才能を引き出すことができた先生の偉大さを感じました。2023/07/14
りらこ
20
主人公のアーロン少年は絵で表現するのは得意。でも文字は苦手な少年。ある日の宿題で作文が出て…。識字障害の少年だけど、周囲や先生がとても素敵、素晴らしい。できないところに注目するのではなく、できることに着目してくれるってすごいこと。そして伝える手段は文字ばかりではないってことに気づかせてくれる。絵が描けない私は、ちょっとうらやましい。2024/03/20
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