出版社内容情報
ミロ、ポロック、柳宗理......、あの有名作品と「ほんき」で「あそんで」みたら......? あたらしい世界が見えてくる!
美術家の森村泰昌が、富山県美術館のコレクションを大胆キュレーション! 「あそび」の3文字に込めた、モリムラ流あたらしい美術鑑賞の方法を提案。見慣れた作品でも、見方の発想を変えると新しい発見があり、それはきっと、私たちのなにげない日常の世界の見方でも同じこと。美術作品との出会いを通して、さまざまな世界へのふれ方をさぐる、ひらくたび新しい発見に出会える一冊。
ページに空いた穴や、ミロの作品を鏡に映すしかけなど、遊び心あふれるブックデザインは、展覧会のグラフィックも手がけたデザイナー・三木健氏によるもの。新作を含めたポートレート作品も多数収録し、ルネサンスから20世紀にいたる「モリムラ流西洋美術史」も通覧できる。全編ひらがな、英訳付き絵本仕立てのビジュアルブック。
富山県美術館「森村泰昌のあそぶ美術史──ほんきであそぶとせかいはかわる」展にあわせて刊行。
目次
ほんきであそぶとせかいはかわる
その1 かいがのてんじしつ ひっくりかえす
その2 イスのてんじしつ いたずらもたまにはちょっとやるといい
その3 やまのえがならぶてんじしつ みんなちがっているからおもしろい
その4 オブジェのてんじしつ いしころのこえをきく
その5 りったいさくひんのてんじしつ おおきなうちゅうはちいさなはこのなかにある
その6 モリムラびじゅつしはくぶつかん ほんきでまねるとほんものになる
著者等紹介
森村泰昌[モリムラヤスマサ]
美術家。1951年、大阪生まれ。85年以降、一貫して「自画像的作品」をテーマに作品をつくりつづける。また、ヨコハマトリエンナーレ2014では、アーティスティック・ディレクターを務めるなどキュレーションも行い、2018年には大阪・北加賀屋に「モリムラ@ミュージアム」をオープン、同館のディレクターを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。