目次
第1章 コンテキスト(デザイン・ヒストリー;問題の性質)
第2章 コンセプト(デザイン・エンジニア;振り子の思考)
第3章 メソドロジー(プロトタイピング;ストーリー・ウィーヴィング;プロブレム・リフレーミング)
第4章 ものづくりとものがたり(ミミクリーズ;ひとひ;VELDT SERENDIPTY;プロトタイピングの現場;プロジェクトリスト2006~2014)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ryo
8
昨日、突然後輩に手渡されたので、手渡された理由を考えながら読んだ。哲学的な議論の為されない環境において、デザインフィロソフィーを体現する一冊として貸し与えられたのかもしれない。デザイン思考の課題点に注目が集まる現在において、彼らは自分なりの哲学を持ってその課題に対処している印象を持った。水野学の「センスは知識からはじまる」にも有ったが、彼等の制作物もそれぞれ様々な知見をベースにデザインされており、優秀なデザイナーの知見の深さを垣間見た気がした。弁証法的なアプローチを、システムとして効率的に回す様が印象的。2018/11/13
hayataka
3
問い・コンセプト・プロトタイプという抽象度の異なるレベルに対するTakram流アプローチが綴られている。具体的には、Problem Solving(問題↔解決)、Storyweaving(具体↔抽象)、Prototyping(作る↔考える)が挙げられており、何かと何かの間を連続的に変化させて思考・実験する振り子的なアプローチである。これらの取り組み自体がプロトタイプ的であり、今も進化し続けているだろう。いつかアップデート版が出ることを期待したい。2020/01/12
doji
1
田川さんの「イノベーションスキルセット」において語られたBTC人材についてもすでにここで語られていて、そういった考え方の中で、組織としてどうやって方法論を言語化しているのかのすべてがコンパクトにまとめられている、ある種ポートフォリオ的な一冊だと思う。視点をひろく、境界をまたぐためのヒントがたくさんあるし、これを組織で運営できるのって、すごくすばらしいことだなと思う。2019/10/01
松村 英治
1
奥が深い。振り子の考え方は、自分の仕事にも必ず役立つ。いつか再読したい。2019/08/05
YuYu
1
Takramのパーティーに参加する時に読んだ。本で書かれてるように、個人がそれぞれの深い専門性をもって、学際的に横断的にものを作っていた。すごく刺激的だった。本の内容としては簡単に真似できないことがかかれていて、わかりやすく表層のことで終わっている印章だった。2016/11/20
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