内容説明
貴族院二年生を終え、ローゼマインは再び領地での生活に戻る。新しい弟との出会いや、下級生の側近探し、お魚解体に、曽祖父の昔話など、一見その日々は穏やかそのもの。だが、フェルディナンドの様子がおかしい。鍵を握る「アダルジーザの実」とは何か?そして、下される急転直下の王命―神官長はローゼマインに明かす。「本来ならば、私は洗礼式前に死んでいるはずだった」出生の秘密、父との最後の約束、苦渋の決断。エーレンフェストの未来を賭けた、フェルディナンドの選択とは?本を読むために全力を尽くせ!最終章へ急変するビブリア・ファンタジー最新刊!10年の歳月が胸に迫る書き下ろしSS×2本、椎名優描き下ろし「四コマ漫画」収録!
著者等紹介
香月美夜[カズキミヤ]
『本好きの下剋上―司書になるためには手段を選んでいられません』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
225
『本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいません~』完読プロジェクト https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/12013151?sort=book_count&order=desc 今回は、第四部Ⅷ巻です。本巻は、「アダルジーザの実」の巻でした。続いて、 短編集1へ。 https://tobooks.shop-pro.jp/?pid=1427324592024/04/24
すがはら
113
フェルディナンドのいない日常なんて!今までもローゼマインの世界が広がるたびにオットー、ベンノ、ルッツとローゼマインの特殊さを理解して助けてくれた人達と疎遠になってしまう流れはありましたが、今回のは単に大きな損失としか思えないです。降ってわいたような秘密の王族設定にもポカーンとなってしまいました。これはもうローゼマインに国獲りをさせるしかないですね。それから、ローゼマインは自分の婚約者への態度もちょっと省みないと。甘いの定義がおかしいです。2020/03/14
☆よいこ
104
第四部⑧(通巻第20巻)口絵のローゼマイン号泣に何かあるだろうなと読み始めて、まさかの結婚話に驚き。自分の結婚にはたんたんとしていたローゼマインがこれだけ動揺するのは分かる。第四部クライマックス(次巻)に向けて大きく動き出す。家族同然だと宣言し、危機には絶対駆けつけると宣言(脅迫)した場面に胸アツ「グルトリスハイトを手に入れて王になる」はよかった。▽[十年前の無念を晴らせ]ダンケルフェルガーのハイスヒッツェ視点[十年間の変化]エックハルト視点▽魚解体大変だ、アンゲリカが今後も活躍するだろう。2020/04/08
はなりん
77
WEB既読。ここから辛い2冊ですね・・・。WEB版でもこの辺りは気分が重くなるので、ほぼ読み返しはしていないので、ちょっと新鮮でした。エピローグのゲオルギーネは不穏ですね・・・。この時に後のあれこれを指示してたんだろうね。SSはフェルディナンドを思う対称的な2人の視点での10年です。これからディートリンデのイライラが続くのかと思うと気が重い(笑)。2019/10/20
よっち
70
貴族院二年生を終え再び領地での生活に戻ったローゼマイン。しかしフェルディナンドに下った思わぬ王命に決断を迫られる第四部第八弾。新しい弟との出会いや、下級生の側近探し、お魚解体に曽祖父の昔話など、彼女らしい平穏な日々が続くのかと思いましたけど、王命による急転直下の状況からフェルディナンドの秘密が明らかになって、彼とローゼンマインの関係も転機を迎えて、今の彼女だったら彼を救うために奔走しちゃいそうな感じですよね(苦笑)それにしても思っていた以上に酷そうなところに行くことになったフェルディナンドがちょっと心配。2019/10/08