出版社内容情報
「小説家になろう」発、駆け落ち神官と癒しの聖女様の純愛甘々ファンタジーがついに書籍化! 10,000字の書き下ろし中編を収録!
内容説明
教皇国で最強の暗殺者として恐れられている神官ベイル。彼は普通の穏やかな生活への憧れを胸にしまい、心を殺したような日々を過ごしていた。そんな彼を変えたのが癒しの聖女ルナ。明るく可憐な彼女に一目惚れしたベイルは、囚われの身である彼女を連れ出して片田舎の教会に身を隠すことに。このまま二人は結ばれるのか?―と思いきや、お互い初恋の二人はヘタレて恥じらってばかりで距離は一向に縮まらない。更にはルナを狙う教皇国の追手や女好きの勇者が次々と現れて、二人の恋路を邪魔する。聖女様の平穏な生活を脅かす奴は容赦しない!不器用な神官と聖女様の逃避行の行方やいかに!?書き下ろし番外編4本収録!
著者等紹介
戸津秋太[トツアキタ]
2015年、『戦慄の魔術師と五帝獣』が第三回なろうコン大賞を受賞し、同作でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ラノベの王女様
15
最強の暗殺者として恐れられていた神官が、監視対象だった聖女を連れて国から逃げ出し、片田舎の教会で穏やかに暮らす物語。―――不幸を押し付けるのならば、神だって殺してみせる。どこを開いても二人のイチャイチャが味わえる、三食全てがスイーツバイキングのように砂糖たっぷりな前半と、全てを投げ売ってでも守るべき者のために戦おうとする、男の誇りが激しくぶつかり合う後半。甘いラブコメと熱いバトル、二つの要素が楽しめる作品よ。神官を巡り皇都で怪しい影が暗躍する中、二人は平穏な日々を守り抜けるのか。次巻も楽しみだわ。2019/12/04
しまふくろう
13
表紙が可愛くて購入。挿絵は綺麗だった。特にルナが初々しくてとても宜しかった。 物語は片田舎に住む主人公と連れの女性が実は、という話。文章は読みやすく主役二人とも良い人ですらすら読めた。 個人的な嗜好の問題だけれど、設定が大抵バッドエンドで終わる代物だったので、主役二人の甘々なシーンを読んでも「これ持ち上げて落とす前振りだよなあ」と素直に受け取れなくて困った。なので終わりが無事に済んでほっとしたのもつかの間、最後に不穏な振りを入れられて辛い。2019/01/10
はる
7
純愛甘々ファンタジーとのことで冒頭からニヤニヤしながら読みましたお互いに好いているのに気づかず見ているこっちが恥ずかしいファンタジーとのことで勇者出てきたり魔物出てきたりで面白かった女好き勇者が騒動の後のセリフに驚いた次巻も楽しみです2019/05/19
takave
6
実質夫婦みたいなもんだろはよ結婚しろ。タイトルに勇者の文字はなくてもよかったような。2019/09/22
hallelujah
6
ブックパス読み放題にて/殺し屋稼業で大忙しだった主人公と、稀有な力を持っているが故軟禁されていた聖女が逃亡先で穏やかな日々を過ごすお話/なんていうか…盛り上がりがなかった。2人が関係を深めるところとかめっちゃあっさり「3年の月日が流れ」みたいな扱いだったので、2人ともに感情移入できぬまま両片思いほのぼの日記を見せられて、なんだかな?2019/06/19