出版社内容情報
正丸峠、伊奈屋敷、ダイアナ研究所、埼玉の各地を妖が彩る!
内容説明
元荒川には男の生首が!妖魔に彩られし地、埼玉。
目次
赤溜の怪(いい奴―吉川市;白いマル―武蔵野線某駅 ほか)
青濁の怪(美しい女―行田駅~上尾駅;雨の日に―和光市 ほか)
灰墟の怪(黒い家と鍋―蓮田市;ラブホテル―川越市 ほか)
白昼の怪(かけ専あるある―さいたま市(旧大宮市)
注文の多い料理店―大里郡寄居町 ほか)
黒闇の怪(掘り出し物件―さいたま市(旧与野市)
目撃―さいたま市緑区 ほか)
著者等紹介
寺井広樹[テライヒロキ]
1980年生まれ。怪談蒐集家。銚子電鉄とコラボして「お化け屋敷電車」をプロデュース
能面りりこ[ノウメンリリコ]
怪談作家。埼玉県深谷市を拠点に『彩の国の怖い話―男女怪談作家の恐演』を執筆。能面に魅了され、執筆の傍ら能面を打つ日々(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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chatnoir
18
彩の国=埼玉で集めたお話らしい。視えぬモノの「ねぇねぇ」と言う問いかけに「なぁに?」と答えた腕の中の子犬、心霊スポットで怖すぎてぶっとんだのか憑依されたのか仲間の禍々しい未来を予言してしまう女の子が面白かった。事故死しても働きに来るバイト君。身近で同じような事があったので、あるあるだと思う。このバイト君のように実際働くわけではないけど、会社にいる気配を濃厚に漂わせたらしい...煙草を吸う音とか、足音とか、パソコンを打つ音とか...。2019/01/03
しげ
2
埼玉在住なので、名前を聞いてすぐにイメージできる場所や、噂で聞いたことのある心霊スポットの話もあり、そういった意味ではおもしろかったです。でも、怖さの点では「やっぱり埼玉だな」と感じるような、ほどほどの感じでした。2020/08/30
Charnec0
0
今夏に読みたかったホラー小説2冊目 表紙が怖かったのもあり購入 所々のストーリーに挿絵があってとてもホラーのイメージを強くしてくれた 個人的には展開は一部読めたものもあったが、「ラブホテル」と「打ち上げ霊魂」の話は読んでいて背筋がゾクゾクする内容だった2024/08/01