出版社内容情報
累計1000万部を超えるライトノベルの金字「魔術士オーフェンはぐれ旅」新章が初文庫化!
内容説明
「俺には使命があった―」新大陸への旅立ちから二十年。魔王オーフェンは魔術学校の校長と、三姉妹の父として慌しい毎日を送っていた。ある時、彼の同窓の息子にして“牙の塔”の秀才・マヨールと、妹・ベイジットがキエサルヒマから視察にやって来る。その邂逅で暴かれる現実―反魔術士派との対立、神人種族、魔王術の存在が、大陸を激動の渦に巻き込んでいく…。時の重みと新世代の台頭が交錯する第四部序章!中編「魔王の娘の師匠」も収録。
著者等紹介
秋田禎信[アキタヨシノブ]
1973年東京都生まれ。1991年『ひとつ火の粉の雪の中』でファンタジア長編小説大賞準入選を受賞し、作家デビュー。ライトノベルに限らず、一般文芸、アニメノベライズ、PCゲームの脚本などにも活動の場を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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瀧ながれ
23
このあたりから読まなくなったか読んでもよく覚えてないのか…。もとのシリーズで描かれたことや、まだ小説になっていない時代のことが、巷にはこう伝わっていて、でも当事者はこう考えていて、と、ほんとうにあったことが何重にも誤魔化されているからもう真実なんてどうでもよくて、この世界が平穏であるように願うばかり。うっかり読み流した台詞を慌てて戻って熟読して、「いまそれ言われても」と机に突っ伏してしまった、何度も。行方不明の叔父なァ…。そんで、スウェーデンボリーなァ…(乾いた笑い)。この世界の少女はこんなんばっかりか。2017/10/02
サン
10
魔術士オーフェン続編2冊目。前巻が第2部の終わりの物語で、今回は第4部の序章。では、第3部は?というと想像してくださいということだろうか。とても第3部が読みたいです。第4部はレティシャの子供とオーフェンの娘たちが次世代として登場。今後が、楽しみ。2018/03/12
よしざね
5
やっぱりオーフェンが好きだ、20年経とうが好きだ。しがらみだらけのおじさんになっても好きだ。という、確信。嘆息。2017/11/26
しお
3
文庫で再読。集団をまとめる立場になると色々と儘ならないものだなというお話。2017/10/22
ラーメンこぼして捨てた
1
自分の読書好きの原点は、高校生の時に出会った『はぐれ旅』でした。聖域編の完結までハマって、その後は文学や新書といった本の海へ。 続編が出たのを知ったけど、何となく戻らないまま15 年ほど…。アニメでアーバンラマ編が始まったのをキッカケに帰還! 相変わらず軽過ぎず重過ぎない語り口、続編のオイシイ要素、厨ニ心くすぐる重厚な設定やバトル描写の斬新さは、ライトノベルの範疇に収まらない読み応え。自分が大人になって読書スキルが上がったこともあり、ザクザク読み進められる。 遅れ馳せながら、完結まで走ろう。2023/03/04