弓と剣〈1〉

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  • サイズ B6判/ページ数 335p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784864725125
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

『魔術士オーフェン』『ショウ』に続く本格派ファンタジー!北の大地で伝説となれ!「小説家になろう」より待望の書籍化!

内容説明

とある貴族のおちこぼれ三男が北の原野を旅していた。素直で純朴な青年の名はサダ。若き日に憧れた稀代の剣士・リイが所属する北軍に入隊するためだった。その道中、巨大なオークたちが襲いかかる。絶体絶命の危機を救うため、現れたのはリイ率いる北軍―だが、サダはたった一人、自慢の弓で六頭ものオークを全滅させた!これが後世に語り継がれる「六頭殺しの若」サダと、「北の猛虎」リイの出会い―「弓と剣」伝説の始まりだった。荒涼とした北の地に息づく家族や軍人の想い。将来を夢見る青年たちの絆。緻密なドラマと世界観に胸が熱くなる本格ファンタジー!書き下ろし番外編2本収録!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はつばあば

51
思わぬ拾い物をした気分です。貴族の三男坊、長男・次男はそれなりに大事に育てられるが、三男ともなれば何処も同じ、何処かへ養子にでもが普通。剣ではモノになりませんが弓と言うものを与えられ・・。それがそれがとても上手に育てられたのでしょう、お金にも自分の生き方にも一言有りではありますが・・人たらし。ひとたらしが主人公の本なんてお目にかかったのは初めてです!。これはいい本でしたよ。最初はBLかなっと思ったのですが全く違って騎士ものです。kindlunlimitedで読ませて頂きました。是非楽しんで下さい2019/05/28

hisa_NAO

13
中世ヨーロッパ的世界観(オークが居るけど)で、弓の名人・貴族の三男坊が、剣の達人・平民出の兵士に憧れて、彼のいる軍に入隊して~から始まる物語。 特徴は、短い章毎に語り部と視点が変わる、複数主格一人称的な手法。禁じ手とも思える手法ですが、「人が良い・天然の珍獣的主人公(弓の名人)」を、周りの人達視点・語りであぶり出す。主人公に対する感情移入は弱くなるけど、面白い。結構、成功してるのかも。2019/05/27

ふみ

8
下手くそながら弓を引くので、気になって手に取った本書。表紙の凛々しさはいずこ?といったほのぼのテイストでページは進みます。でも、飽きるかと言えば、全然!だってだって、貴族の何のとりえもなさそうな三男坊が、実は弓の名手で、空前絶後の伝説を・・・みたいな設定ですよ。本人の腰の低さと天然と相まって、もう可愛いったらない!これからどんな出来事が起こって、どう転がるのか、続編を楽しみにしています。2018/12/14

ぎゃぐれー

6
タイトルと表紙、序盤の展開と軍隊という部隊から、血みどろの展開を想像していたんだけど、いい意味で裏切られた。劇中で高嶺の花のごとく愛される「若」のキャラクターが光る。それだけでなく、周りの人々も、若によって人生を若干変えられた人も皆いいキャラだ。読んでいるとこう、なんか優しい気持ちになってくる。無料以上の価値はありました。2018/06/28

刈葉

3
思った以上に面白い。 普通は話の中でちょこちょこ視点が変わると読みづらいものだけれど、1人の話をコンパクトに1話ずつにまとめ、誰の視点なのかを分かりやすくすることで、読む側としても話ごとに意識の切替が出来て読みやすくなっている。次は誰の視点から何について語られるのか、気になってどんどんページをめくってしまった。 ちょっと物語から離れて冷静にみると、主人公ちょっと持ち上げられすぎじゃ、とか思わないでもないけれど、読んでる最中は面白いからまぁ良いや。2018/06/20

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