出版社内容情報
20年以上もホラー映画を撮影してきた著者による最恐実録怪談集!
内容説明
某リゾート地にたたずむ、とてつもなく禍々しい別荘に隠されていたものとは…。アイドルのサイン会にやってきた黒い男の正体、ゾンビ映画のオーディションで発狂した青年がトイレで吸い込んだ謎の粉。気弱なグラビアアイドルを襲った悲劇、遺体解剖で悪戯をした芸人の末路とは。ホラー映画の監督として活躍する筆者だからこそ見聞きでき、集められた撮影現場や芸能人たちに起こった怪異や恐怖の実話怪談を収録。
目次
X物件
座敷童
なごり
踏んだ?
つり
援助交際グラビア
集団
マンザイ
オーディション
湿り気〔ほか〕
著者等紹介
福谷修[フクタニオサム]
映画監督・作家・脚本家。構成作家、ライターを経て、日本香港合作ホラー「最後の晩餐」で監督デビュー。同作はスコットランド国際ホラー映画祭で準グランプリを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夢追人009
243
好評の第2集は全26編と数と頁は減りましたが相変わらずクォリティーは高いですよ。まあ心霊の専門家が書く意味でマニアックな解釈の難解さは多少ありますが気にせずに楽しみましょうね。一点だけ要望を書きますと著者は映画監督ですので作品が長編中心ですので、今後はもっと短い噺を集めた本を沢山出して欲しいですね。『雑木林のお堂』グラビアアイドルのSさんはバラエティ番組の収録で千葉県のある海岸へ行きカーテンをかけたマイクロバスの中で着替えていると中はすし詰めでギャル系の女に悪態を吐かれた彼女はトイレで着替えようと考えた。2023/01/20
HANA
56
実話怪談集。映画やテレビといった撮影にまつわる話が中心となっている。こういう一点に特化したものは、内容も良いような気がする。例えば洋ホラーの一シーンにありそうな「つり」や、終わりのほうでとことん生理的嫌悪に訴えてくる「幻の映画」等々。撮影とかだと我々一般人の目に触れるのは完成した上澄みだけなので、その水面下にあるドロドロとした部分には何があるかわからない。そのわからない部分と怪談っていうのは相性がいいような気がするなあ、女優霊とか。上質の実話怪談なので、第三弾、第四弾の発売が待ち望まれる。2016/03/17
澤水月
22
映画監督が書く芸能、撮影裏話怪談。ザコシショウR1優勝でタイムリーな芸人にまつわる怪談、著者意図してかせずか大正の田中河内之介だ! 「アナ×でしかしてないから処女」と言うアイドルいるかなw AVで曰くあったスタジオの話、その後バラエティで使うと…は面白い。自分もロケハンと許可取り苦労し続けたので頷きまくる本、リアル。体験者に知り合いいる気がしてならない2016/03/08
Kao
10
芸能 映画 に纏わる実話怪談。撮影時に起こった怪奇現象など、とても興味深い話しばかりでした。ホラー心霊類の撮影時は何かしら不可思議な現象が起こるとは聞いた事あるけど、やっぱり起こるんだ…あ〜怖っ(汗)2016/07/20
へへろ~本舗
6
とりあえず明るい陽光の元で読んだ。何かあると怖いし…。ってなんでこういう怖い本読むんだか、まさしく怖いもの見たさですね2016/03/10