内容説明
邪悪なものはヤナカジと共にやって来る―“怪”が日常と隣り合わせに潜む沖縄。この地を包み込む、知られざる恐怖と怪異が今、語られる…。
著者等紹介
小原猛[コハラタケシ]
昭和43年京都生まれ。沖縄県に移住したことがきっかけで、沖縄の民俗伝承に興味を持つ。沖縄の妖怪、怪談に関する本のほか、地元ラジオやテレビのコメンテーターとしても活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆみきーにゃ
83
シリーズ三作目。このシリーズ読んでいると沖縄にいる気分になれる。怖いより不思議な話がメインかな。2020/04/26
澤水月
29
外れなしの面白さ、琉球言葉に味がある。昨今タイムリー不倫写真で酷い目に遭う男の話が怖い、現地の人ならわかるんだろーなのモールの話も。散らばる釘、凄い怖い!また傲慢極まるほぼ詐欺男性ユタの話が超興味深いー! ナイチャーて意味書いてなかったけどかなりな意味合い…これは苦々しいしどの業界にも湧くのね…2016/02/27
ナディ
25
怖さとともに物悲しさがある話が多かった。やはりナイチャーは嫌われてるな、と思った。胸が痛む話や、同じ本土の人間として悲しく、恥ずかしく思うことが多々あった。2016/06/22
かおりんご
21
ホラー。今回も面白かったです。私は個人的にユタ文化が好きなのですが、ユタを否定する人たちの見解が垣間見られたのも、よかったです。神ダーリは、本当に大変そう。家族も気が気じゃないでしょうね。本土の狐付きとは、ちょっと違うのでしょうか?そこのとこも、知りたいです。2021/08/11
ネムコ
21
小原さんのスタイルが確立した感じ。読みやすい。神ダーリは、本人も家族も大変!2018/07/17