内容説明
房総半島に眠りし、恐怖と悲哀のおはなし戦慄の怪談が今、始まる―女流怪談師が語る千葉の黒い報告書。“実話怪談”シリーズ。
目次
こっくりさん 其の一(市原市)
こっくりさん 其の二(市原市)
こっくりさん 其の三(市原市)
栗の木(市原市)
ドライブライン 其の一(市原市)
ドライブライン 其の二(市原市)
乗ってはいけない電車(市原市)
電信柱(市原市)
化け猫門番(市原市)
百葉箱(富津市)
トイレ(富津市)
城の中(匝瑳市)
ひょっとこ(匝瑳市)〔ほか〕
著者等紹介
牛抱せん夏[ウシダキセンカ]
2010年に「怪談師」としてデビュー。浅草で怪談ライブ「せん夏怪談」を行っており、毎回語りおろしの怪談を紡いでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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澤水月
16
前半は超ローカルほのぼの、市原のラーメン味覚の親父が語るうぐいす街道怪談とか。南総中学はもと南総中学遺跡という古墳だったので生首の霊が…は正直義務教育っぺぇお話…と思ったら実在! おみそれ。プロになってからのおせんころがしや、ひきこさんはなかなか迫力。ぜひ埼玉怪談(秋ヶ瀬こええ。DQNの方だが)茨城怪談も…個人的には怪しい体験8割神奈川だったなーとか。2015/05/23
綾乃
11
千葉にある心霊スポットの話。 前半の牛抱さん自身や友人、知人が体験したローカルなものが多く、土地勘がない場所なのでいまいちピンと来なかったし、軽めの恐怖体験だったので怖さはそれほど感じなかったが。 後半の八柱霊園、東京湾観音、金山ダム周辺での怪奇現象の話は、有名な場所だけにそれまでの話とは違った怖さが感じられたところに、初めて知ったひきこさん(平成版口裂け女) 怖いよ😱2021/06/06
Spok
11
千葉にはたくさんの心霊スポットがあり牛抱さんや友達、幼馴染達も色々と怖い体験談があり驚いた。優しい語り口たから結構怖い話なのにすんなりと読めた。2018/07/26
tow
11
今は「ひきこさん」なんだそうです←口裂け女世代2017/11/14
yucco
6
千葉県出身なのでどの話も興味深くおもしろかった。心霊の話だけでなく、神様を思わせる話もあった。鬼来迎というお祭りが気になった。わたしは昔から怖い話が好きで、短大のレポートも「千葉県の七不思議」で提出したのを思い出した。2020/06/25