出版社内容情報
池上彰が6つのテーマで世界を丸ごと解説
池上彰が選んだ6つのテーマ(地図、お金、宗教、資源、文化、情報)で、世界を大胆に丸ごと解説する本です。
世界は今、どうなっているのか? 各地で格差問題や、民族、宗教の対立が起きています。しかし、なぜそうなるのか、ニュースに出てくる国が本当はどんな国なのか、ぼんやりとした理解に留まっているのが実状です。
池上氏は、「お金」「宗教」「資源」といった具体的なテーマで「串刺し」にしてみると、今の世界がわかりやすい、と言います。この手法こそ「池上彰の世界の見方」。
「高校1年生にわかるように話すと実は大人も読みやすい」という池上氏の経験と、18歳選挙権を見据えての意義を考え、九段中等教育学校(東京都千代田区)で6時間の授業を実施。世界史でも地理でもない、現代世界を生き抜く為のスーパー授業をもとに構成しました。
【編集担当からのおすすめ情報】
海外取材へ行くたびに、現地で地図を買うのが趣味、という池上さん。集めた地図を駆使しての授業は、圧巻でした(第1章「地図」から見る世界)!
本書は、世界の国と地域を解説する「池上彰の世界の見方」シリーズの1冊目となります。
2冊目以降は「アメリカ」「中国・香港・台湾」「ドイツとEU諸国」など、国や地域別に、池上さんが独自に選ぶ6つのテーマで解説していく予定です。
第1章 「地図」から見る世界
私たちの知らない世界地図/逆さまにした地図を見る/韓国には、日本海がありません
/アラビア湾とペルシャ湾の違いを知っていますか?/国名のない地図もあります
/「実効支配」と地図の色/地図から読む、台中問題/定規で引いたような国境線の謎
/「敵の敵は味方」という考え方/地図から北朝鮮の本心を読み解く/常識を疑うことが大切
第2章 「お金」から見る世界
「お金」って、何だろう?/「お金」は、こうして生まれた/ただの紙切れが「お金」になった理由とは?
/お札から見えてくる、その国の事情/1ドル=1円から、1ドル=360円へ/世界経済は、アメリカ・ドルを中心にまわる/「お金」に対する信用の裏付けがなくなった/そして、「お金」自体が商品になった
/平和への願いが生んだ通貨/実態を持たない仮想通貨が登場した/改めて考える。「お金」って何だろう?
第3章 「宗教」から見る世界
イスラム教は、過激な思想を持った宗教なのか?/世界でも特殊な日本人の宗教観
/ユダヤ教とキリスト教とイスラム教の関係を知る/イエスはユダヤ教徒だった/ユダヤ人とは何者か
/キリスト教の3大教派/キリスト教にも原理主義がある/イスラム教の聖書は『コーラン』だけではなかった/『コーラン』ではユダヤ教徒もキリスト教徒も啓典の民/聖地エルサレムは、誰のもの?
/仏教とはどんな宗教?/仏教の教えとは/ヒンドゥー教と仏教は兄弟のようなもの/ヒンドゥー教には教典がない/先住民族のために生まれたカースト制度/宗教を考えることは、国際社会を考えること
第4章 「資源」から見る世界
セブンシスターズが石油利権を握っていた/オイルショックで、中東にオイルマネーが流れこむ
/国際政治をも動かす石油の力/シェール革命で、エネルギーを巡る世界のパワーバランスが変わった
/日ロ関係にも大きな影響をおよぼす石油価格/アジアへのシーレーンは、誰が守る?
/シェール革命の明暗/石油依存から、新しいエネルギーへ/地球温暖化とエネルギー政策
第5章 「文化」から見る世界
アメリカでは、『ドラえもん』の描写はこう変わる/所変われば常識も異なる/文化にあわせてカスタマイズ/アニメが世界文化交流の架け橋となる/日本のアニメや漫画が世界を魅了する理由
/共産主義と表現の不自由/ジャーナリズム精神と表現の自由/歴史を記録するという発想/映画から読み解く国際情勢
第6章 「情報」から見る世界
東西冷戦がインターネットの生みの親/パソコンの普及で、インターネットが世界中の人々のものに/
自由競争が携帯電話の普及を促進した/インターネットの登場によって、新たな脅威が生まれた/
アラブの春とインターネットの真相/インターネット上の情報は、信用できるか?/情報化時代を生き抜く鍵は、メディアリテラシー
これからの時代を、生きていくすべての人へのメッセージ
池上 彰[イケガミ アキラ]
著・文・その他
内容説明
世界のカラクリがすっきり見えてくる。池上彰が選んだテーマで世界を丸ごと串刺し解説。
目次
第1章 「地図」から見る世界
第2章 「お金」から見る世界
第3章 「宗教」から見る世界
第4章 「資源」から見る世界
第5章 「文化」から見る世界
第6章 「情報」から見る世界
著者等紹介
池上彰[イケガミアキラ]
1950年長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、73年にNHK入局。報道局社会部記者などを経て、94年4月から11年間にわたり、『週刊こどもニュース』のお父さん役を務め、わかりやすく丁寧な解説で人気を集める。2005年にNHKを退職し、フリージャーナリストに。12年より東京工業大学リベラルアーツセンター教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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