内容説明
薬物依存を克服中のハイジは、アメリカの田舎町セイラムのラジオ局でDJを務めている。ある日、彼女のもとに1枚のレコードが届いた。差出人は“ザ・ロード”。そのレコードには、奇怪な音とともに不気味なうめき声が収録されていた。その後、ハイジの周囲では次々に不可解な出来事が。それは1692年の魔女裁判で処刑された女性たちの呪いなのか!?カルト的人気を誇る監督自身の手による、サイケデリック・トリップ・ホラー映画の原作が待望の邦訳!
著者等紹介
ゾンビ,ロブ[ゾンビ,ロブ] [Zombie,Rob]
ミュージシャン、映画監督。1985年、ニューヨークでホワイト・ゾンビを結成し、音楽活動を開始。現在はソロ名義で活動中。音楽以外にも映画の監督・脚本、ミュージックビデオの監督、テレビ番組のホスト、コミックスの制作等、マルチな活動を続け、カルト的な人気を博している
エヴェンソン,B.K.[エヴェンソン,B.K.] [Evenson,B.K.]
国際ホラーギルド賞受賞の小説家、批評家。“Last Days”でアメリカ図書館協会の2010年ベスト・ホラー小説を受賞。“The Open Curtain”ではエドガー賞の最終選考に残る
富永和子[トミナガカズコ]
東京生まれ。獨協大学外国語学部英語学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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YO)))
11
魔女裁判で知られるセーラムを舞台にしたゴシック/トンデモホラー。ひたすらダウナーというかバッドトリップな感じなので、ロブゾンビ好きじゃないと厳しいかも(そもそもロブゾンビ知らない人は手に取らないような気もしますが)。ヒロインの勤めてるラジオ局にマジキチブラックメタルバンドがやって来るくだりとか好きです。2013/09/11
色々甚平
3
映像を見ていることが前提をしておかないと楽しめない。ブラックメタルバンドがラジオにやってきてぶっ飛んだ悪魔主義を主張し、スポンサーが降りちまうとディレクターが焦るあたりが一番面白かったかな。土地に残る魔女の呪い、まさに末代まで呪うというやつだが、復讐も終えてしまったため、もう魔女の呪いは終わって後は残った魔女の血族がセイラムを支配するとかそんな感じになるのだろうか。2015/03/28
牛乳で紅茶はルテアに窯変した
1
復讐する魔女側の目線描写が描かれていたら深みが出たかもしれない。映画を観ていない所為で触手描写が良く解らないけれど、中盤からの怒涛の展開が強烈過ぎて面白かった。2015/04/10
a.k.a.Jay-V
1
DVD化が待ちきれず、つなぎで読む。本当は劇場でもう一度観たかったのだが。2013/11/26
あもすけ
1
歴史を刻み込まれた傷跡のように表現しているのが印象的。セイラムという地だけでなく人も物も。映画を観たときはトリップ体験みたいなところばかりに目がいっていたから読んでよかった。当然映画ありきの本だけど。2013/10/27