内容説明
「変な声」がたびたび聞こえる都内のある古いスタジオ。そこでアルバム録音中の大物ミュージシャンの身に起こったのは…。自分が目撃するもう1人の自分、ドッペルゲンガーに遭遇したその1週間後に…ほか、あまりの恐怖に業界の誰もが口を閉ざしてきた50の秘密が裏ルートから大流出!数々の人気バラエティ番組を手掛ける現役放送作家が、芸能関係者から集めた最恐怪談集。
目次
開かずの間
いつもの席
さまよう花嫁
ウェディングドレス
カチャカチャ
ゴーストバスターズ園田
シールの裏側
ストリップ劇場
ドッペルゲンガー
ブンシン〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夢追人009
147
これは大ヒットしたのが成る程なと強くうなずける読者の心をグッと掴んで絶妙な語り口で読ませる傑作名作が一杯詰まった素晴らしい現代怪談噺の本ですね。現代なら歩きスマホが命取りになる話。『信号待ち』一時ブレイクした若手芸人Yはケータイ依存症で、いつも通る幹線道路の横断歩道が赤信号の間ケータイゲームをしながら待っていた。隣に並んだお婆ちゃんが歩きだしたのを視線の端で捉えたYも歩き出すと、プップーとクラクションが鳴り、見ると信号はまだ赤で危うくトラックに轢かれる寸前だった。お婆ちゃんは悔しそうな顔でスーッと消えた。2020/11/21
屋根裏の散歩者
4
怪談師匠から下賜された本。このシリーズの事務所NG編を以前読んだけど、それより面白かった。聞いたことある都市伝説みたいな話が多い事務所NG編に比べると怪談寄りの話が多かった。芸能関係者から聞いた話が載ってるんだけど、仕事現場で起こった話や、関係者の下積み時代の話とか、色々な話が載っていて楽しめた。貧乏芸人が安い物件を探していて、不動産業者に幽霊出るから安いよ、と案内された物件の押入にばーさんの霊が正座してた話や、電車の中で乗客の顔を一人ずつ覗き込んで、自分のことが視えてるか確かめる霊の話、が印象に残った。2014/03/30
ちゃびたん
2
★★★☆☆2018/01/14
諸葛遼孔明
2
32013/10/18