内容説明
「あのお面は三人くらい不幸にしている、表に出さない方がいい」ある骨董商から入手したその面を見て、霊感の強い知人は言った。胡乱な話だと高を括っていたが、興味本位でお面に関わった人達が、次々と不気味な死の連鎖に巻込まれ…。テレビ放送後、ネットで物議を醸した「呪い面」の驚愕の全貌とは!?メディアに多数出演し、膨大な知識と語り口で他の論者を黙らせ続けるオカルト界の巨匠が、自ら見聞し体験した、真の怪談=真怪の傑作選・全31話収録!
目次
死体
手首
昭和50年代初頭
銀色な奴
おっぱしょ石
おっぱしょ石VS人間
見えない、見えない
足折
白い手
お狸さま
ずるずる
足ぶらぶら死神
チックとタック
うなぎ
祠
首
青梅の妖怪
全裸の生霊
筋が良い
生き人形
広島のお墓
生首が笑う
亀山社中結成
逝ってしまった
出口王仁三郎
岐阜のお化け屋敷
偶然の一致
ぷりんちゃん
バンコクの幽霊
呪い面
著者等紹介
山口敏太郎[ヤマグチビンタロウ]
作家・漫画原作者・(株)山口敏太郎タートルカンパニー代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夢追人009
180
山口敏太郎さんは著書が100冊を超えるこの世界の大ベテランの方で、本書のまえがきでは他の怪談本に対し創作怪談が多い愚挙と書かれていて物議を醸しそうで読み手の好き嫌いの激しそうな作家さんですが、ユーモラスな面もあって私は大好きですね。表題作の「恐怖・呪い面」は最恐の大作ですがあまりにも長すぎるので紹介を断念しますね。これはぜひとも書いておきますが、著者の本名は間(はざま)さんで、あの吉本新喜劇の間寛平さんと父方が間家で母方が山口家と共通していると思ったら、何と誕生日が7月20日で全く同じなのだと言う事です。2021/01/25
スカラベ
13
去年のTV番組「アンビリーバボー」の中で紹介された、目を合わせてはいけない最凶の『呪い面』。この所持者である山口敏太郎氏の著作本。主に氏の幼少から身の回りで起こった不思議な出来事を中心にドキュメンタリータッチで書かれている。正直いって文章はいただけない。まあ小説でもないのでこれはこれでいいのかも。話の内容は、トイレに手首が浮いていた(それを流している!?)とか、銀色の巨人に襲われたとか、ちょっと本当かいなといった眉唾ものが満載。呪い面については気になっていて、今もお寺に封印されていると知ってちょっと安心。2013/09/01
tow
9
読み始めたら、途中で止めちゃいけない気がして、サイゼで一気読み(笑)何より生きている人間が恐い。2019/08/29
くみっふぃー
6
Kindle本の日替わりセールで購入。怪談話だけど、サクサク読めた。怖い話なんだけど、消化不良。で、結局どうなったの?みたいな。2014/05/04
まさぼう
5
呪い面の話はさすがに気色悪いと思いましたが、後は笑っちゃうような話もあり、さらっと読めちゃいます。2015/10/01