出版社内容情報
玄徳は関羽を見殺しにした劉封と孟達に処分を下した。親友の彭義が謀反の罪で処刑されたことを知った孟達は、蜀を裏切り魏に走った。重臣達の画策により曹丕が魏皇帝に即位すると、漢朝再興を願う玄徳は蜀皇帝となり、魏に対抗。さらに玄徳は孔明の反対を押しきり、呉進攻を開始。だが行軍を続ける玄徳のもとに張飛の悲しい知らせが届く。
目次:
裏切り/敗戦/劉封の死/新帝/蜀皇帝/張飛の最期/張苞と関興/腕くらべ/連戦連勝/三虎逝く
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わたー
12
★★★★☆五虎将軍のうちの2人が無念の死。それも、死ぬべきでなかった場面での死なのがなんとも言えない。2020/03/29
gtn
11
関羽の弔い合戦を決断し、呉への進撃を開始する。だが、またも獅子身中の虫がうごめく。懲罰を逆恨みした范彊、張達が張飛の寝首を掻く。人目をはばからず慟哭する劉備。だが、こんな主だからこそ人はついてくる。主のために命を捨てたいと思わせる何かがある。2024/03/30
みゃーこ
10
関羽が死んでこれ以上読み進められるか…と思ったほどのキツイ喪失感を味わったが読んでいくことにする。孔明の激に奮い立つ劉備。張飛は関羽を失って以来アル中になる。玄徳は孔明に戒められ私情を抑えてきたが張飛に「関羽の復讐を」と泣きつかれ負けると知っていて仇打ちに行くが張飛もまた…こんなあっけない死に方があるだろうか。でも関羽以上の落ち込みはなかったが、ここで一つの物語が閉じられようとしている。三国志の前半の物語は張飛の死によって終結した。と私は思って読んだ。2012/12/03
コウメ
6
張飛死す2019/03/08
kuro
6
関羽に続き張飛まで死すか。 ただ、張飛の場合は自業自得的な・・・。 まさか部下に殺されるとは。 関羽の時は援軍をもらえず 張飛に関しては部下に殺されるとは、 やはり組織がでかくなってくると 信頼関係は薄れてくるものなのだろうか? それと五虎将軍の一人黄忠。 勝手すぎだろ! 勝手に戦に行くとは、軍紀を乱してどうする!2011/12/05