内容説明
女子中学生、瑞菜が引っ越してきた郊外のタワーマンション。格安の物件は一見理想的に思えたが、かつてその場所にはいわくつきの心霊スポットで知られた廃病院があったという。やがてマンションで続発する、おぞましい変死や怪死事件、死の連鎖は、瑞菜とその家族を巻き込んでいく。このマンションには何かがいる…。原因は本当に“廃病院の呪い”なのか?だとしたら、いったいそこで何が起きていたのか!?瑞菜がたどり着いた驚愕の真相とは!?―。
著者等紹介
福谷修[フクタニオサム]
1967年名古屋市生まれ。水川あさみ、堀北真希の主演による都市伝説ホラー映画『渋谷怪談』の脚本、小説版で注目される。大石圭の『湘南人肉医』を映画化した『最後の晩餐』で映画監督にも進出。多部未華子、安めぐみ主演の映画『こわい童謡』や、累計30万本の大ヒット・ホラーゲームの最新作『トワイライトシンドローム禁じられた都市伝説』(NintendoDS)などの監督・脚本・小説版を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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aquamarine
62
読友さんの感想を拝見していて無性に読みたくなりました。怖いもの見たさで読み始めましたが、心霊スポットだった廃病院の跡地に建ったマンションでの怪事件ということで心霊的ホラーですが、それにスプラッタが加わりなかなかエグイです。教室でのシーンで思いっきり引きましたが、周りで次々と人々が信じられない死に方をしていくのに主人公から恐怖感がいまいち伝わってこないためか意外とさらりと読めてしまいました。とはいえホラー好きでない方には絶対にお勧めしません。さらっとホラーとして楽しんだ私も映像では見たくないです。2015/03/09
HANA
56
引っ越してきた家族、過去の因縁のある土地、連続する変死者とまさに幽霊屋敷モノの王道。王道は安心して読める反面、読者に先を予想される危険性が常につきまとう。『シャイニング』や『墓地を見下ろす家』以来、幾多の作品がそれに挑戦してきたけど、そこにあるのはまさに玉石混交、死屍累々。その中でこの作品は充分及第点に値すると思う。作中の要所要所で事件が起きて、最後まで心地よい緊張を持って読む事ができた。各々の事件もバラエティに富んでいていいよね。ラストが少し駆け足な気がしたけど、それもまたお約束ってことで。2014/05/26
うまる
36
短くてサクっと読むのに良いホラー。思ったよりグロい描写が多くて、ホラーよりそっちの方がうへーってなりました。映画監督をされてる作家さんなので、映像で見たら凄そうな演出が多いという感じ。登場人物の死亡率も高いです(笑) 安い物件は買っちゃダメ、絶対。2020/06/05
ぐーたら
35
不気味な子供の歌声が聴こえてくる。引っ越し先のタワマンが元廃墟病院だった。住民や訪れた奴らは後々異常な行動をおこして死ぬ!廃墟病院時代の謎を探っていくうちに中坊達に芽生え始めるほのかな恋心。"奇跡の女の子"の謎は悲しい。恐ろしいほどありきたり(°▽°)これは安っぽいB級ホラー('ー')/逆にこの安っぽい感じが気楽でもある。安い物件には訳がある。私はビビりなのでもっぱら"大島てる"に頼ってます(´ー`)2017/02/17
鬼灯の金魚草
34
ごめんなさい。物足りない。死に方がさらっとしてるので、残念。2017/10/04
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