出版社内容情報
止揚学園を家として生まれ、園児たちとともに育った義人君は、「美しい心・やさしい心をもった人間」として、園児への理解を訴えます。 5才から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
25
「知恵遅れ」という言葉は、今は「知的障害」という言葉に置きかわっています。40年前に出された絵本だから、現在の差別感より深刻に思うのですが、それでも困難を抱えた人たちが多く存在している現状は変わりありません。 それにしても、字を書ける力、絵を描ける力には感心しました。 私の関わっている施設の利用者さんに、ここまでの表現力を持った人は多くありません。 止揚学園の取り組みの素晴らしさに勇気をもらいました。 発達障害を持っていても、みんな同じ人間です。2021/08/11
ヒラP@ehon.gohon
15
おもちゃ図書館で読み聞かせしました。大人の読み聞かせ。2021/07/28
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
10
ぼくは学校で「知恵おくれ(現在では使われない言葉)の子どもたちの施設で暮らしている」という理由でいじめられている。(お父さんが施設の園長)けれど、施設の子どもたちの良さを知っているぼくは、みんなを友だちだと思ってる。人の悪口を言う人はかわいそうな人たち。2022/06/26
山田太郎
6
絵本というには重たい話です。考えさせられました。2011/03/24
リラッママ0523
3
グイグイと吸い込まれてゆく、迫力のある本でした。関西弁の言い回しが絶妙で感服。2016/06/14