内容説明
エイリアン“コヴナント”との激戦の最中、からくも“惑星リーチ”を脱出した“戦艦オータム”のクルーは、追いすがる敵軍を回避しようと、スリップ・スペースへと飛び込む。しかし、彼らを待ち受けていたのは、さらなる熾烈な戦闘だった。追い詰められたオータムのクルーにとって、生き延びる道はただ一つ。宇宙の片隅、はるか昔に滅びた種族“フォアランナー”のもたらした環状惑星に不時着し、地表でコヴナントを迎え撃つことだけだった。激しい地上戦の果て、マスターチーフとサポートAIであるコルタナは環状惑星地下深く潜入し、隠された秘密を暴く。この星そのものが、あらゆる知的生命体の滅亡を目的とした恐るべき兵器“ヘイロー”だったのだ。そして、ヘイローによる封印が解かれた時、フォアランナーが恐れた怪物“フラッド”が永い眠りから目覚める。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
conegi
5
前作はゲームの前日譚だったが、本作品はゲーム一作目のノベライズ。当時は結構やり込んだだけに、用意に場面の想像がつく。また、海兵隊視点やコブナント視点があるのが新鮮。一作目は個性がなかっただけに尚更。ただゲームの吹き替えと細かい訳や口調が異なるのが残念。ゲーム側に寄せてくれたらもう少し入り込めたのに。2022/06/23
グロウラー
5
SF系FPS「HALO」の第一作のノベライズ。外宇宙へ進出した人類が異星人の連合と遭遇、戦争となっている世界。劣勢の人類は拠点惑星のリーチが陥落し生き残りの戦艦オータムは追撃を振り切るためランダムワープを実施。そこにあったのは謎の環状惑星だったというところから物語が始まる。 ゲームの流れを忠実に再現しており、主人公マスターチーフ(強化人間の兵士)以外にもゲーム中では動向のわからなかった他の海兵隊や敵であるコブナントの物語も間に挟まれているためゲームをやった人には話の全体像を補完し、未プレイの人にはSF戦争2012/11/17
閑々士
4
割りとよく喋るチーフに違和感があったり。ゲームやってるとにやりとする場面も2012/06/23
ビッチュウ
3
非常に面白かった。『HALO』ゲーム本編の第1作目部分を書かれた第2巻。この巻からゲーム本編とシンクロしていく為、非常にビジュアル面が脳内にて補完されて、より鮮明に楽しめました。ゲーム本編よりも敵側、味方側の動きや描写が多い為、「チーフが戦っていた時に、戦況はこうなっていたのか!」といったメディアミックスならではの楽しみ方ができました。丁度ゲームと同じ区切りとなっている為、次巻も早く読みたいと思います。やっぱり小説だと人間味が多いチーフとなっており、HALO4好きな自分には丁度良い感じとなっています。2015/04/29