内容説明
「皇室典範増補」の「特例法」は天皇制度廃止法に他ならない。「譲位」を「退位」に変え、「皇太弟」を認めないその法案の禍毒を徹底批判!
目次
第1部 世襲国民の“運命の義務”(秋篠宮殿下を「皇太弟」としない特例法は、何を狙う;“旧皇族の復籍”は、「徳仁→文仁→悠仁」天皇の絶対基盤;威厳ある天皇、神秘な天皇―憲法第八条・八八条を削除しよう;“聖なる秘”を敬仰できる光栄と“世襲の忠誠精神”;“フェイク宮家”「女性宮家」は、天皇制廃止の特効薬)
第2部 “大賢帝”昭和天皇のご遺詔(「退位」を、断固拒否された“大賢帝”昭和天皇;学問的に成り立たない“革命スローガン”「象徴天皇」;GHQ憲法下で、“立憲君主の元首”だった昭和天皇)
著者等紹介
中川八洋[ナカガワヤツヒロ]
筑波大学名誉教授。1945年生。東京大学工学部航空学科宇宙工学コース卒、スタンフォード大学政治学科大学院修了。筑波大学教授。定年退官2008年。専門は国際政治学および英米系政治哲学・憲法思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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軍縮地球市民shinshin
7
相変わらずの中川節で(笑)「象徴天皇」という言葉は共産主義者がよく使用しており、元々はそちらの言葉なのだろうが、現代ではみんな使っているので(今上陛下御自らも)サヨク言葉のニュアンスは薄れているのではないか?その割には中川教授は「天皇制度」とそれこそ「22年テーゼ」の翻訳語を何回も使用しているのはどういう訳なんだろうか?天皇は「制度」なのでしょうか?2018/12/11
Bond
0
渾身の大論文であった。人気と権力が欲しいだけ、そして皇室や日本国のことなど自分の任期が終わればどうなろうと知ったことではない、と思っている現首相には呆れるばかり。その首相を擁護する応援団もいるが、彼(女)らは、皇位継承の危機を感知すらできない無能ばかり。そうでないのなら、気付いていても金になるから応援団をつづけているのだ。2019/02/16
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