内容説明
「音の気配」まで感じる感性をもつ日本人と地球の振動、月の影響、宇宙の成り立ち、原子に至るまで―音霊録音家による「音」と「波動」の探究書。
目次
第1章 「電気」と「振動」で機能する「人間」(私たちは「電気」で動いている;人の身体は「送受信機」 ほか)
第2章 「音」と「波動」とスピリチュアル体験(「よい音響」を求めて―音響メーカー放浪記;アメリカで音響「武者修行」 ほか)
第3章 「音」と「地球・月・宇宙」(地球の奇跡;生命の根源「水」はどこからきたのか ほか)
第4章 「音」と「人の感覚・知覚」(味覚と調理、嗅覚;視覚のセンスが文化を象徴する ほか)
第5章 波動が変えるもの(「音」による癒し;「テラヘルツ」の可能性 ほか)
著者等紹介
藤田武志[フジタタケシ]
東京工学院専門学校非常勤講師。日本大学芸術学部卒。大学卒業後、映像音響分野の業務に就く。EMI、ビクター、ソニーでスタジオ構築、レコーディングエンジニア、モニタースピーカー、エフェクター、デジタルレコーダー、ヘッドフォン、CD、DVD、DSDの開発。スタジオデザイン、録音機器の音質改善等を行う。多くの著名アーティストのワークサポートやエンジニア、クリエーターとの交流により得た新技術を応用し製品開発に活かしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Suzu
0
音や波動に関連してスピリチュアル、宇宙など話は広がっていくが気功の話が一番気になった。巻末のヒーリンググッズの紹介は必要なのか?2016/09/19
ワタナベ読書愛
0
2016年刊行。音響技術者がいい音を求めて、いろんな組織や個人の下で修業して得た発見をシェアしてくれる。技術を極めていくと、どんどん不思議な世界に突入していく。出会う人も奇跡的なタイミングで素晴らしい人に出合ってどんどんレベルアップしていく。最終章に向かっていくと、音を出す機械から、音(波動)のしくみ、波動をキャッチする人体の不思議、民族の感覚器の違い、癒しの音…と、未来の技術につながっていく。まだ筆者は音の修行の旅路にあり、これからもきっと素敵な発見をしていくと思われる。人生は冒険だ。2022/03/14