内容説明
これぞ現代世界を動かす原理!“中国・朝鮮の反日”から“プーチンのロシア”そして“イラクの内戦”まで丸わかり。―日本人が知っておくべき“世界のしくみ全て”がスッキリします!
目次
第1章 日中・日韓関係史を理解する(「中国」は『史記』の正統史観から始まった;封建制度の基本原理は血縁関係 ほか)
第2章 一神教を理解する(ユダヤ教は虐げられた民族の怨念;イエス・キリストは、キリスト教徒ではなかった ほか)
第3章 ヨーロッパ文明の源を理解する(国家権力の起源―民主主義はどう誕生したか?;民主主義は衆愚化する ほか)
第4章 近代ヨーロッパを理解する(宗教改革が資本主義を生んだ;主権作家はどう誕生したか?―自然権思想と国際法 ほか)
第5章 アメリカ合衆国を理解する(ネイションを問わない国―アメリカ合衆国の誕生;「マニフェスト・デスティニー」と黒船 ほか)
著者等紹介
茂木誠[モギマコト]
東京都出身。駿台予備学校世界史科講師。「東大世界史」、「難関国立大世界史」等の講座を担当。予備校講師とは別に、国際ニュースを歴史的な切り口から考察する『もぎせかブログ館』を運営するブロガーとしての顔も持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
京都と医療と人権の本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
むいむい
13
はじめて通読した世界史の本。テーマ別に順を追って説明されていて、わかりやすかった。何をそんなに争うことがあるのかと思っていた内戦も、なんとなくだけど理由がわかった気分になった。当たり前だけど、今の世界が突然現れたわけではない。自分や他人等、小さいことに閉じこもりがちな私は、このことをすっかり忘れていたように思う。他の世界史の本も読んで、少しずつ知識を付けていけたらなと思う。2017/01/09
べっち
9
★★★★★ 中国や韓国の反日思想、宗教争い、政治、経済など根本について理解できた。 宗教を学ぶ必要があると本やメディアで聞いていたがその意味がやっとわかった。政治、経済は宗教の思想と大きく関わっている。(例えば資本主義の元はカルヴァンの思想) 授業でならっていないことばかりでとても楽しく読めた。 誰かの《思想》が政治や経済に大きく影響していると思ったので、これからそのような本も読んでいきたいと思う。2014/11/14
T坊主
8
1)大変分かりやすい。 2)民族や宗派の分布を無視した植民地時代の国境線が残る限り、中東の火種は消えない。こういう事を見越して線引きをしたら大したものだ。いつもでも、儲ける種を残したことになる。特に武器商人が。3)民主主義は衆愚化し、失敗して王政に戻る。4)やはり歴史は繰り返されるのだなあ。よく歴史を研究すれば、日本のこれからの処し方が分かってくるのではないか?5)アメリカ建国の矛盾がよく分かった。生命、自由、幸福の追求はすべての白人のみに当てはまる。又それの押しつけ、”解放してやる”と言う厚かましさ。2015/06/16
Machida Hiroshi
7
いやぁ〜。歴史って本当に面白いですね!学校では決して教えてくれないのでしょうが、こういう生き生きとした歴史授業なら、もっと皆んな歴史好きになるはずです。そして日教組とか共産党を目の敵にする人たちの気持ちが少しわかった気がします。昔からの確執があるのですね〜。学ばなかったので、全然知りませんでした。それにしても、一神教に中華思想に資本主義に社会主義にグローバリズムにナショナリズムに、、、何でも自分が正しい、我こそ正義となった途端にどんな立派な思想も独裁制やら侵略やらにつながっていくという恐ろしさ。2015/09/20
エイドリアン
5
読みやすく分かりやすい!今の世界の出来事は歴史が深く関わっているという、当たり前だけど、忘れがちなことを勉強出来ました。2014/11/30