仏像の光と闇―歴史の裏にある先人の“戦略”

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仏像の光と闇―歴史の裏にある先人の“戦略”

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  • サイズ B6判/ページ数 239p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784864701136
  • NDC分類 186.8
  • Cコード C0015

出版社内容情報

奈良時代の最盛期であり東大寺が築かれた天平から仏教思想が
一気に広まる鎌倉時代までの間は混迷を極めており、
呪いや怨霊、ついには末法思想まで広まり、厭世観漂う混沌の時代であった。
そういった視点で仏像を眺めると見えてくる世界がある!
早稲田大学オープンカレッジで長期にわたり人気の講座がついに書籍化!
聖なる美仏が邪淫に汚れ、発動する「呪いの装置」とは?
気鋭の神仏研究家が解き明かす、知られざる世界とは!
人間の心の闇(怨念や愛欲、名誉欲など)にスポットを当て、
日本人の宗教観と信仰の裏表に迫り、
仏像ブーム、パワースポットブームに一石を投じる!

序章 「呪いの装置」としての仏像
第1章 仏像の役割、闇の用途
第2章 異国の神、日本に現る 飛鳥?白鳳
第3章 恐怖の仏像による国防と怨霊対策 天平?平安前期
第4章 末法到来。あきらめの境地から人間回復まで 平安後期?鎌倉
終章 「教科書通り」は要らない。仏像観の多様化

宮澤やすみ[ミヤザワヤスミ]
著・文・その他

内容説明

“慈悲”“癒し”で語りきれないもう一つの側面!気鋭の神仏研究家が解き明かす、知られざる世界とは。

目次

序章 「呪いの装置」としての仏像
第1章 仏像の役割、闇の用途
第2章 異国の神、日本に現る 飛鳥~白鳳
第3章 恐怖の仏像による国防と怨霊対策 天平~平安前期
第4章 末法到来。あきらめの境地から人間回復まで 平安後期~鎌倉
終章 「教科書通り」は要らない。仏像観の多様化

著者等紹介

宮澤やすみ[ミヤザワヤスミ]
神仏研究家、音楽家。1969年生まれ。立教大学で東洋美術史を学び、IT企業勤務後フリーに。寺社の取材執筆を経て今に至る。テレビ、ラジオ出演や講演多数。2014年から早稲田大学エクステンションセンター講師。小唄の師範でもあり、三味線指導のかたわら、ジャンルを問わず国内外各地のイベントに出演。仏像をテーマにしたオリジナル曲「ご開帳ブルース」などを発表し“歌う神仏研究家”として知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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PEN-F

27
インド神話の伝説の大一番、帝釈天VS阿修羅!意外な真実?を知ってしまいました。なにやら事の発端は、千人もの女性をたぶらかしたという女好きの帝釈天様が阿修羅一族のかわい子ちゃんにちょっかい出しまくって、それに阿修羅がブチ切れて世紀の大戦争になったらしい。普通こういう展開って帝釈天様負けるよね。ところがどっこい帝釈天様勝っちゃいます😱さすが天部最強の男!スケールが違う!・・・でもさ、これってアリなの?阿修羅の立場は?なんちゅう神話やねんッ‼️インドなんて二度と行くかボケッ‼️2019/05/29

yutaro13

20
序章で「呪いの装置としての仏像」など謳われているので何が語られるのかと思いきや、実はけっこうオーソドックスでわかりやすい仏像の歴史入門になっていた。仏像に関する興味深いエピソードも豊富。本筋とは関係ないが仏像の写真掲載の許可を取るのに苦労したのかなと邪推。同じ写真が複数のページに使用されてたり本物ではなく仏像のフィギュア写真だったり(あえて?)。2019/09/11

スプリント

9
仏像に込められた慈悲や癒やしとは真逆の面について紹介しています。仏像の歴史も学べます。2019/03/31

Go Extreme

2
仏像:信仰の対象・人間の欲望や権力の象徴・呪いの装置 信仰と現世利益:救済や加護を象徴する存在・現世利益を求めるために信仰 呪いの装置:権力者や戦国武将・呪術的な力を持つもの 仏像の多様性と変遷:時代や地域・信仰の形態に応じて仏像の役割変化 人間の欲望:仏像は人間の恐怖や欲望を反映する存在・信仰と欲望の狭間で揺れ動く存在 災害や社会不安:不安定な社会情勢や災害時に仏像信仰が強まる傾向 美術品としての価値:信芸術的価値として評価される 神秘性と呪術性の融合:神秘的で超自然的な力・呪術的な目的でも活用2025/01/09

in medio tutissimus ibis.

2
古代日本における仏像信仰を仏教の教理からではなく、実際の信仰、その運用目的から解き明かす仏教書。キーワードは「呪い」。天災や流行病、海を隔てた外国との戦などのストレスフルな状況では呪術に頼らざるを得ないし、それを隣人に向けることもあるだろうし、そうしなくても讒言で攻撃されるかもしれない。陰謀とかと少し違ったニュアンスで、古代社会は真っ暗な中で手探りせざるを得ないというのと、だからこそ抽象的な教理より具体的な救いをもたらしてくれるキラキラしてたり厳つかったりするものが必要だったんだなと納得せざるを得なかった2020/10/14

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