内容説明
法によってできること、法によって支えられているものの知識をもつことが、自由な表現活動とその表現を通して多様な他者や社会と、より豊かな関係を築く基盤となる。「表現の自由」とは何かを問いつつ、知的財産法、著作権法を中心に表現者としてまた享受者として知っておくべき表現活動にかかわる法やルールを学ぶ入門書。豊富な判例を「example」で、身近な問題を「column」で考察する。
目次
第1章 「表現の自由」とは
第2章 「表現の自由」と人格権
第3章 「表現の自由」と共存社会
第4章 産業財産権法
第5章 著作権法
第6章 文化芸術支援と法
第7章 学術と表現者のルール
資料 レポートの参考例
著者等紹介
志田陽子[シダヨウコ]
武蔵野美術大学造形学部教授、博士(法学)。1961年生まれ。2000年、早稲田大学大学院法学研究科博士後期課程を単位取得退学。2000年より武蔵野美術大学造形学部に着任(法学)。東京都立大学システムデザイン学部客員教授、早稲田大学文学部非常勤講師。専攻:憲法。大学では、人権論を中心とした憲法の講義を行うと同時に、「表現の自由」や著作権法などを中心とした、表現活動に関わる法の問題を扱っている。また、法の問題をわかりやすく学ぶために魅力的な映画を紹介する授業・講座を行っている
比良友佳理[ヒラユカリ]
京都教育大学教育学部准教授、博士(法学)。1987年生まれ。2014年、北海道大学大学院法学研究科博士後期課程修了。北海道大学大学院法学研究科助教を経て、2015年より京都教育大学教育学部に着任(法律学)。専攻:知的財産法。大学では、日本国憲法や法律学概論等の講義に加え、著作権法、知的財産法関連の授業・ゼミを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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