内容説明
近代に生まれた社会学という“まなざし”。解決できない多くの課題を抱えつつ、刻々と変容する社会のありようやあるべき姿を、社会学の視角でとらえ考察する。社会学の誕生から現在にいたる展開の過程を学ぶとともに、社会学的なものごとの見方や考え方を知るための一冊。
目次
第1部 近代と社会学(近代と新しい社会認識―マルクス;近代との格闘―デュルケムとウェーバー;近代の暗黒―戦争とトラウマ;前近代からの呼び声―贈与と交換)
第2部 社会の舞台(近代家族の変容―インセスト・タブー、密室、磯野家;社会保障―生活をどうやって支えるのか;労働と職場―フォーディズムとポスト・フォーディズム ほか)
第3部 社会学と現代(テクノロジーと社会―テクネーとメガマシーン;グローバリゼーションと現代社会―マクドナルド、貧困、内戦;女性、クィア、マイノリティ―新しい主体;社会運動とアソシエーション)
著者等紹介
小幡正敏[オバタマサトシ]
1958年、静岡県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。武蔵野美術大学教授。専門は社会学。研究テーマは「現代社会における個人化と統治。贈与の現代的可能性」(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。