内容説明
いま“わかる”ことだけが重要ではない。いつか“わかる”こともある。18‐19世紀の貴重な挿絵からいま人気の絵本まで126作品250画像を収録。絵本を理解し絵本を創るための本。
目次
1 イラストレーション
2 絵本と物語
3 絵本の表現
4 絵本の構成
5 絵本の制作
6 絵本の構造
7 資料編
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yourin♪
14
詳しくは読まなかったけど、見てるだけでも楽しかった。 もっと絵本を読みたくなった。 絵本ができるまで、デジタル技法、絵本の構成とか構造とか、載ってます。2014/04/07
の
2
絵本の表現方法をイラスト面から解説した本。聖書や童話といった人知を越えた世界を描き出すには絵の分かりやすさが重要になってくる。平易な短文であることは勿論、明暗のハッキリした筆づかい、ルールに沿った物語の展開等々、単純であるが故の制作の難しさが感じられる。逆に決められたルール以外は自由であり、それが仕掛け本といった実験的・前衛的な本の在り方を生んだように思える。近年ではデジタル印刷でこうした試みは難しくなっているが、やはり絵本はアナログで楽しみたいと思う。2014/09/23
わちゃこ
0
イラストレーション、絵本と物語、絵本の表現、構成、制作、構造と6章に分かれている。 専門的な言葉が多く、私では理解しにくいところもあったが、例として絵本を多数あげて説明していて、そこは分かりやすかった。 4章の絵本の構成中の「子供に対する認識の違いが、絵本を過剰に保守的にする」という解説が興味深かった。 5章の絵本の制作では、実際出版された絵本の制作過程が、細かく掲載されていて参考になった。2017/09/05
春
0
やっと読み終わった。カイ・ニールセンの挿絵集が見たくなった。表紙の素敵な絵だれだろう?2015/12/19