ユーラシア・ブックレット
原子力大国ロシア―秘密都市・チェルノブイリ・原発ビジネス

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  • サイズ A5判/ページ数 63p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784864590389
  • NDC分類 539.09
  • Cコード C0336

内容説明

チェルノブイリ原発事故、ソ連崩壊といった重大局面を乗り越えて、ロシアはいまアジア諸国にむけて原発輸出を積極的に推し進めている。「原子力大国」ロシアのあらたな姿を描く。

目次

第1章 ソ連の原子力開発体制とチェルノブイリ
第2章 原子力政府機関の変遷と原発建設
第3章 新しい原子力体制への移行
第4章 原子力機器製造メーカーと原子力関係研究所
第5章 原子力機器製造メーカーの現状と問題点
第6章 旧ソ連の原子力関連秘密都市
第7章 核燃料サイクル関係施設
第8章 独立原子力安全規制機関
第9章 アジア諸国への原子力発電所と兵器の輸出
第10章 日ロ原子力協定とその影響

著者等紹介

藤井晴雄[フジイハルオ]
1954年愛媛大学電気工学科卒、同年四国電力(株)入社、1974~78年IAEA、1986~2000年(社)海外電力調査会

西条泰博[サイジョウヤスヒロ]
1971年東京大学原子力工学科卒、同年富士電機(株)入社、75年四国電力(株)入社、1996~99年伊方発電所原子炉主任技術者、1999~2003年日本原燃(株)監査役業務部長(出向)、2003年~四国総合研究所。2010年経済産業大臣より原子力安全功労者表彰、2010年代表取締役常務研究所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

YS-56

1
積極的に原発を周辺国への輸出を実行・計画し、資源・エネルギー大国として優位を維持し続けようとしているロシア。そうして外貨を稼ぎ、自国の原子力インフラを整備し、将来にわたって国の発展に必要なエネルギーの安定確保を狙っているようです。とはいえ、チェルノブイリや福島の事例を思うと、世界中で原発の計画や建設が進んでいるという現状はどうなんだろう…。2012/06/17

O. M.

0
日本人原子力発電専門家による、ロシアの原子力業界についての調査報告。まずは、特にソ連時代を通じて情報が制限されてきたロシアにおいて、よくこれだけの情報を取得・整理したものだと、率直に感心しました。本書を読んで、ロシアの原子力業界には課題もありますが、日本より優れた点も多くあり、今後は単なる情報交換にとどまらず、例えば燃料・資材についてなど一歩進んだ協調関係の構築が可能ではないかと感じました。具体的には、原発の廃炉や、核燃料サイクルについて。2014/04/05

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