内容説明
基本的な規則や慣例をわかりやすく、図を多用して解説!異文化と違習慣をつなぐ国際社会の共通ルール。
目次
巻頭インタビュー 緒方貞子先生に聴く―国際社会で尊敬される人の「プロトコール」への基本姿勢
第1章 プロトコールとは?
第2章 名前
第3章 名刺
第4章 敬称
第5章 序列(席次)
第6章 上位席
第7章 席割
第8章 パーティ
第9章 国旗・国歌
第10章 勲章
第11章 服装
第12章 その他
著者等紹介
寺西千代子[テラニシチヨコ]
1968年津田塾大学卒業、同年外務省入省。外務本省に於いては主に儀典を担当。ニューヨーク、英国、イタリア、国連代表部、フィンランド、米国、カナダ(エドモントン、カルガリー)、バチカンなどの在外公館勤務を経て2009年外務省定年退職。現在は、外務省研修所、大学(非常勤講師)、日本マナー・プロトコール協会(理事)に於ける講義の他、各種学術団体への寄稿などを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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レミニサンス
20
以前佐藤優さんの本を読んでいて、これからはプロトコール~国際儀礼の基礎知識を覚えておくと良い。と書かれていたために、私にはあまり縁がないけど、読んでみた。特にパーティーの所に書かれていた、宗教上、禁止されている食べ物や、日本人が特に注意したいテーブルマナーの事が参考になった。~96ページから99ページ。2023/03/06
秋津
2
約30年前に外務省より刊行された『国際儀礼に関する12章』の後継となる一冊。現在でも通用する慣行に記述を絞り、賓客の名前の呼び方から行事に際しての服装に至るまで、国際的なお付合いを行う際のルールが分かりやすく記されています。特に王族などに対する敬称の一覧と、条約などの署名式や国際連合での席次についてが大変面白く読みました。後はかしこまった場での和服着用の際は一つ紋でも差し支えないとのことで、「そうなんだ」と思うなど。多分本書を活用する機会はないとは思いますが、大変勉強になりました。2014/07/06
kurosuke
1
自動車の乗り方では後席で運転席と反対側の端が上位席、歩道を歩くとき上位者を自分の右側に、暖炉の前が上位者の席、通訳はホストの左側、右側が上位者、パーソナルな意味合いをつけるため名刺の名前を消してサインする等、知っているようでしらない国際儀礼。どこまで心がけられるか分かりませんががんばって意識してみます!2014/10/08