目次
村の食生活(何でもバリバリ。野菜ってどれ?;透明な水と濁った水 ほか)
村の農風景(大変だけれど米つくりが一番;何でも人の手でやるのがイサーンの農業 ほか)
村の暮らし(農民に必要なもの。それは、技と精神力;イサーン時間に身を任せ ほか)
村の子育て(産後は薬草サウナが待っている;村の子供たちはすごい ほか)
著者等紹介
森本薫子[モリモトカオル]
1971年生まれ。埼玉県出身。市場調査会社勤務を経て、JVCの「タイの農村で学ぶインターンシップ」に参加しタイ北部に約1年間滞在。その後JVCタイ事業担当としてタイに駐在(2001~06年)。退職後、タイ東北部にタイ人の夫・義母・2人の子どもと暮らしながら自然農業に取り組みつつ、JVC研修生の受け入れなどを行なう(2007年~)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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星空の挑戦者
2
蛙はもちろんサソリ、赤蟻、ムカデ、トカゲを調理できなければタイの田舎で嫁になれない。でも雨水飲料水はおいしそう。2014/05/09
Lucy
1
自然との共存が、最近注目を浴びている。だけど、緑は美しく、空気も清々しいが、虫や蛇は気持ちが悪い。これが多くの人の本音なのだろう。だから、人工的に整えられた緑を求めてしまう。殺虫剤の散布されたそこには虫は存在しない。結局私達都会人の求めている自然とは、一時の安らぎを提供するものでしかない。雑然とビルが立ち並ぶ道をさっそうと歩く息苦しい日常から抜けだして、ゆったりと心ゆくままに自然の中を散策し、非日常を体験したいだけなのだ。そんな自然に対する甘ったれた考えを突きつけられるような文章であった。2014/01/28
rubyring
0
近代化(富国強兵、社会資本整備、法の整備)によって失われていったのがどのような生活であったのかという視点から大変良い本だと感じた。固い土や水の乏しさなど決して恵まれていないながらも、無償の食べ物の多い生態系豊かななかで、時間に追われることよりも、事態が生じて初めてとりかかるという鷹揚さが許されることや、家族の形に融通のきく柔軟性は、近代化によって失われたのだと思う。2017/12/13
フロム
0
タイトル通りの本なのだが、著者は結構なインテリ、視点はあんまりよくある文明警鐘的なものなのだが、蛙を捌かされたり、出産したらサウナで丸二日燻されたりと、やはり現地で見聞きし、経験したことが土台になってるので、重みが違う。 そういう小難しいことは抜きにしても、こういう本を読むと瞬間その土地の空気を感じ取れるのがうれしい。著者は雨水を飲料水としてるみたいだが、僕も過去に一度ラオスで「ド」濁ってる水を飲料水として奨められたのだが、意外や意外普通にミネラルウォーターの味でした。2014/05/11
けん
0
タイの農村に嫁いだ日本人の話。面白かった。2020/11/01
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