内容説明
ヘルン(小泉八雲)と暮らした13年8ヶ月。妻セツが語る、夫と歩んだ愛おしい人生の記憶。初翻刻となる小泉セツの手記、「オヂイ様のはなし」「幼少の頃の思い出」を収録。『怪談』出版120年記念出版。
目次
思ひ出の記
オヂイ様のはなし
幼少の頃の思い出
著者等紹介
小泉節子[コイズミセツコ]
小泉セツ。1868年、松江藩家臣の小泉家に生まれる。松江に英語教師として赴任してきたラフカディオ・ハーンと出会い、結婚。ハーンの再話文学創作における最大の功労者といわれる。1932年没。64歳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひろさん
14
セツさんが語ったヘルンさんの思い出を口述筆記した作品。夏目漱石の死後出版された夏目鏡子「漱石の思い出」にも影響を与えた作品と言われています。昔ながらの口述なのですが、不思議と風景が目に浮かぶのは朝ドラ効果も大きいのでしょう。 ヘルンさんの不思議な日本語、セツさんのヘルン語で2人が心を通わせている事が素晴らしい。セツさんは時代が違えば士族の立派な娘。時代の荒波にのまれながらも、しなやかに生きていく姿は素晴らしいです。2025/11/27
joyjoy
13
八雲のヘルンさん言葉、どれもこれもまっすぐで、胸に沁みる。小さな生き物や、花や樹木にまで心を寄せることのできる人だったことがよく分かり、嬉しかった。「だからママさんに限る」といった、セツさんとのやりとりにも心温まる。八雲の執筆を邪魔しないように、静かに音のしないよう気をつけていたことを、「こんな時には私はいつもあの美しいシャボン玉をこわさぬようにと思いました」と振り返っていて、あぁ、セツさんも素敵な人だなぁと嬉しくなった。記念の年のうちにこの本を読み終えられてよかった。 2024/12/30
shiman
9
母は父に捨てられ、自分も独りでおばに預けられた幼少期にどれだけの思いをしてきたのかが、子供や女性、正義に対して思い入れが強かったり「ジゴクです」が口癖だったこととなっているのかなと思ったり。巻末の小泉家の武家と大社関係の関係系図が凄くてよくわからない(笑)2026/01/02
カッキー
3
二人の会話がほほえましい。朝ドラでよく言ってる「ジゴク」は本当に言ってたんだ2025/12/12
サキ
2
ばけばけにどハマりなう。 青空文庫版で読んだのだが、すごい良かった。セツさん絶対素敵な人やったというのがよくわかる。 ヘルン文法マスターできて、ばけばけがさらに楽しくなるわー!2025/12/25




