思ひ出の記

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  • サイズ B6変判/ページ数 133p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784864565332
  • NDC分類 930.28
  • Cコード C0095

内容説明

ヘルン(小泉八雲)と暮らした13年8ヶ月。妻セツが語る、夫と歩んだ愛おしい人生の記憶。初翻刻となる小泉セツの手記、「オヂイ様のはなし」「幼少の頃の思い出」を収録。『怪談』出版120年記念出版。

目次

思ひ出の記
オヂイ様のはなし
幼少の頃の思い出

著者等紹介

小泉節子[コイズミセツコ]
小泉セツ。1868年、松江藩家臣の小泉家に生まれる。松江に英語教師として赴任してきたラフカディオ・ハーンと出会い、結婚。ハーンの再話文学創作における最大の功労者といわれる。1932年没。64歳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

あたびー

45
時代小説ではなく、その時代を生きた人が描写するのを読むことは、タイムトラベルと同じです。この本はラフカディオ・ハーンの夫人セツが語った言葉を口述筆記されたものであり、そのため文章構文や時系列があちこちに飛んだりすることもありますが、現実に体験した人のありのままが伝わってくる貴重な本であります。「本を見る、いけません。ただあなたの話、あなたの言葉、あなたの考えでなければ、いけません」という言葉でセツ夫人なくして「怪談」は生まれなかったと言うことがわかる。2026/01/13

さくら咲く

29
小泉八雲亡き後に妻セツがその生活を回想した記録。2024年に読み易い表現にしてひ孫が刊行。ハーンのこだわりや嗜好、楽しいエピソードなど興味深い一冊だった。ハーンとの生活はたったの13年半だったのだ。以前私が松江市で見学した屋敷にも一年半程の在住だったとの事。当時の国際結婚は想像以上に大変だったと察するがセツさんの良妻賢母ぶりが偲ばれる。2026/02/10

Makoto Yamamoto

19
小泉八雲亡き後に妻セツがその生活を回想し語った記録。ヘルンのこだわり、想い、嗜好が伝わってくる。 語られている逸話が興味深い。 創造者としてのヘルンが良く伝わってくる。 それを支え続けたセツが素晴らしいと思う。 オヂイ様の話で、祖父の話をされるが、家老だったとは! 2026/03/01

joyjoy

17
八雲のヘルンさん言葉、どれもこれもまっすぐで、胸に沁みる。小さな生き物や、花や樹木にまで心を寄せることのできる人だったことがよく分かり、嬉しかった。「だからママさんに限る」といった、セツさんとのやりとりにも心温まる。八雲の執筆を邪魔しないように、静かに音のしないよう気をつけていたことを、「こんな時には私はいつもあの美しいシャボン玉をこわさぬようにと思いました」と振り返っていて、あぁ、セツさんも素敵な人だなぁと嬉しくなった。記念の年のうちにこの本を読み終えられてよかった。 2024/12/30

ひろさん

16
セツさんが語ったヘルンさんの思い出を口述筆記した作品。夏目漱石の死後出版された夏目鏡子「漱石の思い出」にも影響を与えた作品と言われています。昔ながらの口述なのですが、不思議と風景が目に浮かぶのは朝ドラ効果も大きいのでしょう。 ヘルンさんの不思議な日本語、セツさんのヘルン語で2人が心を通わせている事が素晴らしい。セツさんは時代が違えば士族の立派な娘。時代の荒波にのまれながらも、しなやかに生きていく姿は素晴らしいです。2025/11/27

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